子どもが「家事はママの役目」と思っていませんか?

家族・人間関係

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 子どもが「家事はママの役目」と思っていませんか?

2020.03.29

家族が「家事はママの役目だから、やってもらって当然」と思っていませんか? 家事をみんなでシェアすると家族にとっていいこといっぱい! というのはNPO法人tadaima!の三木さん。相談者さまのご相談をもとに、家事分担について伺いました。

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相談:子どもとうまく家事分担したいのに……

下の子どもが小学5年生になったので、パートに出ることにしました。それをきっかけに、家族4人で家事を分担してみようと考え、一度家族で夕飯時に「家事シェアをしよう」と提案しました。
自主的に上がった家事は「ゴミ集め」「ゴミ出し」「風呂掃除」など。

それでも少しでもやってくれればマシかと思い、そこからはじめよう、と思ったのですが、いざ始めてみるとこちらから指示がないと動きません。
1か月経ったいまでは、夫と長女はすっかりやらず、次女がお風呂掃除を毎日声を掛けてやっとやってくれます。
家はみんなで生活する場で、お互いに助け合っていくものだと思うのですが、伝わっていないのだと思います。どうやって「自分事化」して家事シェアをしていけばうまくいくのでしょうか?

回答:ママが家族との話し合いを諦めていませんか?

出典:www.photo-ac.com

はじめまして。NPO法人tadaima!という団体をやっております三木智有といいます。
tadaimaでは家事シェアをする方法やする意味をパパ・ママに向けて広める活動や、元インテリアコーディネーターだった知識を活かして子育て家庭のためのモヨウ替えコーディネートを行っています。

家族のみんなが、なかなか家事シェアを主体的にしてくれないとのこと。悩みますよね。
もしかしたら、ご家族には「なんで家事シェアしないといけないの?」という気持ちがあるのかもしれませんね。相談者さんは下のお子さんが小学校5年生になったから、パートに出ようと思ったとのこと。パートに出たいと思った理由は、ちゃんと家族に伝わっているでしょうか? 

家計のため、自分も社会に出て何かをやりたい、パート先の仕事が好き、自分もお金を貯めてやりたいことがある(旅行でも、欲しいものでも)。
いろんな理由があると思いますが、相談者さんの「家事シェアしたい!」という本気の気持ちを家族につたえることって、とても大切です。

ご相談を読ませていただくと、きっとこれまで家事を一手に担ってがんばってこられたのだと思います。ご家族は、そんな相談者さんに支えられながらこれまで暮らしてきた。相談者さんはご家族にとって頼れるライフラインだったのだと思うのです。

ご家族の人からすると、それが当たり前になっている生活。「突然」生活のスタイルを変えたいという申し出をうけたら理解まで、やはり時間がかかります。そしてさらに新しい習慣が家族の中に浸透していくのにも時間が必要になると思うのです。

だから、まずは相談者さんの「働きにでたい」という想い。「家事をシェアしたい」という想いをあらためて伝えてみて下さい。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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