日焼け止めの「SPF」と「PA」違い知ってる?意外と知らないスキンケアより大事なUVケアの基本とは

心と体

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 日焼け止め

2021.05.14

そろそろ紫外線が気になる季節になってきました。「今年こそ焼かない!!」と思っている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、「SPFってなに?」「自分にあった日焼け止めの選び方は?」など、UVケアの基本について解説してきます。

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スキンケアよりもUVケアが大事!?

アンチエイジングや美肌のために気をつけていること、何かありますか?

もしかすると、スキンケアやインナーケアを頑張っている方が多いかもしれません。しかし、実は、美肌に一番大事なのはUVケアといっても過言ではありません!

「日焼け止めを塗るの大切だって分かっているけど面倒で……」と思う気持ち、分かります。

ただ、今しっかりUVケアをしている人とそうでない人では5年後、10年後に如実に差が出ます! 後悔しないためにも、まずはUVケアの基礎知識を知っておきましょう。

紫外線の種類とは?

まずは、紫外線の種類を知っておきましょう。

UVA

お肌の真皮まで届き、老化進行の原因になるといわれています。UVAを浴びたからといってすぐシミができたり、炎症を起こすことはありませんが、長期的に浴び続けるとシミやシワの原因になります。UVAは波長が長く、屋内にいても窓ガラスなどから入ってきますので、日常紫外線ともいわれています。

UVB

海やプールに行った後、日焼けして肌が赤くなったりヒリヒリした経験はありませんか? これはUVBを浴びたことが原因です。UVBは波長が短いので、屋内にいる時はあまり影響を受けませんが、屋外にいるときは直で浴びている状態です。
沢山浴びると、お肌が赤く炎症を起こしたり、メラニンが作られることからシミの原因にもなります。

UVC

最も危険な紫外線と言われているのがUVCです。こちらはオゾン層に吸収されるため、地上まで届くことは今のところありません。
ただ、地球温暖化等の影響でオゾン層の破壊が危惧されているため、今後はもしかすると注意が必要になってくるかもしれません。

SPFとPAの違いとは?

SPF

日焼け止めのパッケージに必ず、「SPF50 PA++」などと書かれていまよね。この「SPF」と「PA」の意味、説明できますか?
ここを正確に知っておくのは、日焼け止め選びの最低条件とも言えますので今一度確認しておきましょう。

SPF

SPFは、UVB(紫外線B波)を防ぐ指標で、日焼けによる炎症をどのくらい防止するかを表しています。「SPF1=日焼け止めを塗っていない時より20分ほど日焼けするのを遅らせる」と考えるので、例えばSPF30の日焼け止めなら次のようになります。

20分×30=600分(10時間)

近年は、SPF値が高い日焼け止めも出ていますが、日常使いではSPF30が適切と言われています。

PA

PAは、UVA(紫外線A波)を防ぐ効果を表したものです。「+(プラス)」の数が多いほど予防効果があり、通常はSPF値の高さと比例してPAの+は多くつきます。

自分に合った日焼け止めの選び方

日焼け止め3つ

「日焼け止めを塗っていたはずなのに焼けてしまった」
「日焼け止めを塗ったら肌が荒れてしまった」という経験、一度はあるのではないでしょうか?

「塗る量が足りなかったのか?」「日焼け止めに入っている何かの成分が合わなかったのか?」などと考えるものの、よく検証できないまま終わったのではないでしょうか?

まず、「日焼け止め」と言っても大きく分けて2パターンありますので、どちらのタイプが自分の肌質に合いそうか確認してみてください。

紫外線吸収剤

紫外線を吸収する特異成分が入ったタイプです。当たった紫外線が、熱など安全なエネルギーに変わり放出される特徴があります。

成分は色々ありますが、「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」「オキシベンゾン」「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」などと書かれていたら、紫外線吸収剤が使われていると考えてください。

伸びがよく、メイク下地としても使いやすいのがメリットですが、人によっては刺激を感じやすいかもしれません。敏感肌の方は合わないという声をよく聞きます。

ちなみに筆者も敏感肌ですが、紫外線吸収剤が入ったタイプの日焼け止めだと、赤くただれてしまい使えません。敏感肌の方は気をつけてくださいね。

紫外線散乱剤

その名の通り、紫外線を跳ね返して肌を守るタイプです。
「酸化チタン」「酸化亜鉛」が主な成分です。

比較的低刺激なので、敏感肌の方はこちらのタイプが合うという人が多いかもしれません。

白浮き

ただ、紫外線散乱剤が入った日焼け止めは、白浮きしたり、きしみを感じる場合もあるので、メイク下地にする場合はしっかり肌に馴染ませてからにしましょう。

日焼け止めを使う際のポイント

 

FTC

日焼け止めを使うとき、何か気を付けていることはありますか? よくいわれることですが、今一度おさらいしましょう。

毎日使う

当たり前のように思うかもしれませんが、実は一番大切なことです。
秋冬などは、ついつい面倒で塗り忘れる日はありませんか? 季節関わらず、一年365日、日焼け止めは塗る習慣をつけましょう!

適量を使う

「適量を使う」ことも大切です。今は、使用感や伸びのいい日焼け止めが増えました。
それ自体はいいことですが、伸びがいいあまりに「塗ったつもり」になっていないでしょうか?

適量

日焼け止めのパッケージには「適量を塗り……」と書かれていますが、この「適量」とは、「パール2個分」「500円玉くらい」と考えておくといいでしょう。自分が思うより気持ち多めにつけることを意識してみてください。

せっかく日焼け止めを塗っても、効果を発揮できなければ意味がありません。

2~3時間おきに塗りなおす

こちらもよくいわれることですが、たとえ高いSPF値の日焼け止めでも、2~3時間おきに塗りなおすことが大切です。やはり、汗や皮脂などにより、日焼け止めが落ちてしまうんですよね。

とはいえ、メイクをしている場合、また日焼け止めを塗りなおすのは難しいですよね。そんなときのために、日焼け止め効果のあるパウダーやコンシーラーがあると安心です。私は、いつもこの2つを持ち歩いています。

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毎日のUVケアが10年後の美肌を作る!

日焼けが当たり前だった私たちアラフォー世代は、UVケアが習慣になっていない人が多いのではないでしょうか。私もお恥ずかしながら、面倒で怠ってしまうことがたびたびありました。

すると、やはり今になってシミが出てきているんですよね。日焼けは確実にシミ・しわ・たるみになってあらわれることを身を持って実感しています。UVケアに遅すぎることはありません! 今日から習慣にしていきましょう。

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著者

akiko ライター

akiko

美容ライター。ナチュラルオーガニックコスメからデパコス、プチプラコスメ、美容医療まで実際自分が試してよかったものだけをリアルに情報発信。私生活では小学生男子2人の母として奮闘中。

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