40代になったら今まで通りのダイエットでは痩せない!誰でもできる“実は一番大事なこと”

心と体

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 更年期ってなんでこんなに太るの!?

2021.07.09

「食べる量は変わらないのに、体重が増える」 「運動をしても、以前のように脂肪が落ちない」 「ダイエットしても思ったほどやせない」 女性は40代中盤くらいからいわゆる「更年期」と呼ばれる期間に差し掛かってきます。この年齢になってくると悲しいことに驚くほど太りやすくなるんです。今回は、太りやすくなっている原因と、食事面からの体重コントロールのコツを管理栄養士がわかりやすくお伝えします。

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更年期太りの原因は2つ

更年期とは、閉経前後の40代後半から50代前半までの期間を指し、この時期を迎えた女性は、ホルモンバランスが乱れて心と身体が大きく変化していきます。更年期太りの主な原因は2つです。

1. 女性ホルモンの低下

エストロゲンの変化出典:stock.adobe.com

女性ホルモンであるエストロゲンは脂質の代謝を促すことに関わっています。更年期にはエストロゲンの分泌量が減り、脂質の代謝が悪くなることから、内臓脂肪がたまりやすくなります。

2. 加齢による代謝の低下

太ったお腹出典:www.canva.com

私たちが生命を維持するために最低限必要なエネルギー量を基礎代謝量といいます。
これが低下すると1日に消費できるエネルギー量も低くなるため、体重が増えやすくなります。基礎代謝は10代をピークにして、それ以降は筋肉量の減少などによって低下していくことから、更年期では太りやすくなるというわけです。

また更年期は、女性ホルモンの変化により心身にさまざまな不調が出てきてストレスもたまりやすいもの。さらなるストレスを防ぐためにも、この時期の体重コントロールは、無理をしないで長く続けられる食生活を心掛けることが重要です。

次のページでは、一番大事な「食べ方」について解説します。

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著者

片桐 芽衣

片桐 芽衣

株式会社ドクタートラスト 管理栄養士 特定保健指導や健康セミナー、コラム執筆などを通して働く方々の健康サポートに携わる。 健康的な身体を作るためのベストな食事や、実際に実践できるヒントとなるような情報をお伝えしていくことをモットーに活躍中。

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