「子どもの幸せが私の幸せ」この言葉は子どもの人生に影を落としてしまうかもしれない

家族・人間関係

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 子どもに「あなたの幸せは私の幸せ」と言わない方がよい理由

2021.09.14

こんにちは!rikaです。
「子どもの幸せが私の幸せ!私はなんだっていいんです!」そんな風に言うママは時々いらっしゃいます。
愛情深いママでいつも子どものことを第一に考えて、ステキなママであることに間違いありません。もちろん、以前の私もずっとそう思って子育てしてきました。
ですが、この言葉、子どもの幸せをただ願うというだけでなく、実は子どもにはとても重い言葉なのです。

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「子どもの幸せが私の幸せ」

手出典:www.photo-ac.com

私は子育てで悩むママ、特に不登校ママによくお会いしますが、その中でいつも思うことがあります。

「子どもの幸せが私の幸せ。私はどうだっていいの!」

これは、愛情深いママがよく言うフレーズですが、実は、これは子どもにはとても重たい言葉です。

なぜなら、子どもにとっては、

「ママの幸せはあなた次第」
「ママの幸せはあなたにかかってるの。だから、しっかりね!」
「あなただけが希望なの!よろしくね。」

と言われているようなもの。

それを、大切な大好きなママに言われたら……。

ママの期待に応える

私が今までお会いした子どもは、愛情深いママに大切に育てられた子が多いです。しっかり手をかけて、子ども優先で、子どもを第一に考えるママに大切に育てられた子です。

もちろんそれは素晴らしいことなのですが、中には、「ママの幸せはあなた次第」「あなただけが私の夢・希望」という依存的なママもいて、その場合、子どもはとても重苦しくなっています。

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子どもだって、自分がうまくいっている時は、自分がうれしいだけでなくママのことも喜ばせることができて二重でハッピーと感じますが、うまくいっていない時は、自分自身がツライだけでなく、期待してくれているママまで悲しませていると思うと二重で苦しくなります。ママへの申し訳なさ。自分への不甲斐なさ。劣等感、罪悪感、焦燥感……。

ママの幸せ、喜び、笑顔は自分にかかっている。そんな風に捉えその言葉を背負っている子は、ママが喜ぶかどうか、ママの期待や希望に添えているかどうかで物事を決める判断基準にしてしまいがちです。
そもそも、ママの思う幸せと子どもの思う幸せは全然違うし、それだけで子どもにはしんどいはず。なのに、そんな風に頑張って無理している子を私はたくさん見てきました。

ママの幸せの責任を子どもに押し付けない

ママの幸せが自分にかかっているなんて、子どもには責任重大でとっても苦しいことです。
だから、やっぱりママは、自分の幸せを子ども次第にするのはやめましょう。

特に、パートナーとうまくいっていなかったり、友達がいなかったり、自分の日常に不満を感じ、自分自身に楽しみや喜びを見出せなくなったママにこれはありがちです。
そして、自分で幸せを見いだせないから、子どもに託してしまうのです。

「あなただけが私の人生の希望なの。」

と、子どもに希望を託してママ自身の幸せの責任を押し付けるのは、子どもにとっては本当にしんどいことです。

ママは自分でハッピーに!

なので、ママは、「子どもの幸せが私の幸せ」と言って子ども任せにしないで、ママ自ら自分で幸せになりましょう。

夫婦、友達、仕事、趣味など、自分で自分を満足させることを自分で充実させましょう。
自分の生活にストレスを感じる人は、そのストレスを自分の力でラクにして、自分の心を満たしましょう。

ママ出典:www.photo-ac.com

もちろん、誰もが、子どもがいつもハッピーでいてくれることは親として心から望んでいます。子どもが人生を楽しんでいつも笑顔でいてくれると本当に幸せです。

私自身も子どもがハッピーだととてもうれしいです。

でも、「あなただけがママの人生の希望なの」と子どもに重たく乗りかからないように、自分の人生は自分で満たしていこうと思っています。

お読みいただきありがとうございました。

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著者

rika

rika

子育て・夫婦関係など、自分自身の毎日をハッピーにするための処方箋をさまざまなテーマで発信 ●Amebaオフィシャルブロガー ●NHKカルチャー講師 ●著書「子どもが不登校になったら読む本ーすべて解決できる"笑顔の処方箋"」第6刷増刷 ●ハッピーママサロン「rika's cafe」主宰。ママのためのオンラインサロン運営・講座・セッションなどを開催し、5年で3,000名が受講 ●心理カウンセラー

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