カットキャベツは“断面が黄色のものを選ぶ”が正解。知らなきゃ損する「おいしい野菜の見分け方」

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 カットキャベツは“断面が黄色のものを選ぶ”が正解。知らなきゃ損する「おいしい野菜の見分け方」

2023.01.17

野菜を買うとき、どんなところをチェックしていますか? 重さ? 手触り? それとも……? 48万人以上のフォロワーを持つ「日本一有名なスーパーの店員」青髪のテツさんに、おいしい野菜を見分けるコツについて教えていただきました。

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教えてくれた人……青髪のテツさん

青髪のテツさん

48万人(2022年10月現在)のフォロワーを誇るスーパー業界随一のインフルエンサー。長年スーパーマーケットの青果部で勤めてきた経験をもとに、Twitterやブログを通じて野菜や果物の知識を発信中。

書影

『野菜売り場の歩き方』
著者:青髪のテツ
価格:1,430円(税込)
出版社:サンマーク出版

紫色っぽいキャベツは買う?買わない?

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野菜売り場で、「紫色」っぽくなっているキャベツやブロッコリーを見つけたとき、あなたはどうしていますか?
買うのは避けている方や、調理するときに取り除いているという方もいるかもしれません。でも、じつはそれ、野菜が甘くなっている証なのだと、青髪のテツさんはおっしゃいます。

「冬の寒い時期、多くの野菜は水分が凍結しないように糖を生成し、凍りにくいように自分自身を変化させます。ブロッコリーやキャベツが紫色がかっていることがありますが、これらは寒さに当たってポリフェノールが表面にあらわれていることで起こる現象です。そのため、冬の時期に紫色に変色しているキャベツ、ブロッコリー、アスパラガスは糖度が高く、甘くなっている可能性が高いんです」

野菜の「色」は、おいしさ・栄養・鮮度のバロメーター

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青髪のテツさんによれば、野菜の「色」は、おいしさ・栄養・鮮度がわかるバロメーターのひとつなのだそうです。たとえば、にんじん。オレンジ色が濃いものほど、体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンが多く含まれていると解説しています。野菜の選び方についてさまざまな情報がありますが、「色」で判断するというのは、シンプルでとても覚えやすい判断基準ですよね。

鮮やかな色のものを選ぶといい野菜

「鮮やかな色」のものを選ぶといい野菜には、どんなものがあるのでしょうか? 青髪のテツさんによると、

  • ほうれん草
  • 小松菜
  • 水菜
  • 春菊
  • にら

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などの葉野菜がその代表。そのほか、冬によく出回る野菜としては、

  • かぼちゃ
  • 長ネギ、青ネギ

も鮮やかな色のものを選ぶのがおすすめなのだそうです。

色の変化に注意したほうがいい野菜

一方、色の変化に気をつけたほうがいい野菜もあります。
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・カットキャベツ・カット白菜
 →時間が経つと断面が緑色に変色するため、断面が黄色のものがおすすめ

・カット大根
 →切り口が黒っぽかったり、青っぽくなっているものは避ける

・れんこん
 →穴の中が黒くなっているものは避ける

・じゃがいも
 →緑色のものは、光に当たって変色して有毒物質が生成されているので避ける

おいしい野菜を見分けるには、「色」をチェックすべきなのですね! 今日の買い物からぜひ役立ててください!

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