高い月謝を払っているのに「塾」の宿題をしない娘。どうしたら自ら宿題をするようになる?

家族・人間関係

 高い月謝を払っているのに「塾」の宿題をしない娘。どうしたら自ら宿題をするようになる?

2024.04.16

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは、高い月謝を払っているのに塾の宿題をしない娘さんのお悩みです。

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相談:【宿題やらないなら辞めて】高い月謝を払っているのに塾の宿題をしない…自分から宿題をするようになるには?

イラスト

(群馬県 48歳 青りんご)

小4の娘は塾の宿題を全くしません。
小2の夏から塾に通っていて、最初の1年ほどは自分から宿題をしていたのですが、問題が難しくなってきたようで、手をつけなくなりました。

家で「塾の宿題やろう」と声かけても無視……。
口うるさく言うと逆効果だとは思っても、つい口出ししてしまいます。
何度言っても聞かないので「宿題をしないんだったら、塾を辞めてほしい」と言うと、「それはやだ!友達もいるし、塾は楽しいもん」と言います。

宿題も込みで高い月謝を払っているのだから、宿題をやらないなら辞めてほしいと思うのですが、一方で「塾は楽しい」と感じている気持ちも大切にしてあげたいと感じています。
以前のように自分から宿題をするようになるには、親はどのようにフォローしていくべきでしょうか。

家計について学ぶいい機会と捉えてみては?

回答

塾の月謝って高いですよね。それで、宿題をやらないときたら、もったいないと感じるのもよく分かります。でも、塾を楽しんでいるのは事実ですから、どのようにしたら塾の宿題をやってくれるのか、一緒に考えていきましょう。

結論から言うと、「家計」について学ぶ良い機会と捉えてみるのがいいのではないかと思います。一緒に「家の食費はこれだけかかってて〜」とか、「電気代はこれくらいかかってて〜」など話してみるんです。もちろん塾代もです。

そうすることで、塾の代金って、家計に占める割合がこんなに大きかったんだとか、こんなに高かったんだとか知ることができますよね。まだ小学生ですから、外で話してしまわないように、収入については伏せておくのがいいかもしれません。

家計への塾代の負担を知り、「こんなにお金がかかるんだ」ということを教えてあげてください。日頃子どもにあげている、お小遣いの何倍かを教えるのもいいかもしれませんね。そのほうが想像しやすいと思います。

その上で、塾はたくさんのお金がかかるから宿題をきちんとやって欲しいと伝えましょう。そのほうがとても具体的にイメージできるし、お子さんが理解しやすいと思うんですね。

ここで、少し私の話になりますが、私はお金の勉強を一切せず大人になってしまいました。

というのも、小学生の頃からお小遣いというものがなく、その都度必要な額だけもらっていたんです。それに、大学生になっても、常に親が銀行に20万円ほど入れておいてくれていたので、お恥ずかしい話ですが、好きなものを好きなように買っていました。

そんなんで大人になったら、もちろん急にお金の管理ができるわけがありません。好きなものを好きなように買う生活に慣れすぎていて、お金を気にせずいろんなものを買ってしまいました。仕事で出張した際、お土産に1パック2000円の緑茶を買っていって、家族にびっくりされたこともあります。

その後、自分でお金の使い方が荒いことに危機感を持ち、家計簿をつけ始めて問題は解決しました。けれど、もっと小さい頃からお金について学んでおくべきだったなぁと今でも猛省しています。

お金の勉強出典:stock.adobe.com

だから、今回の塾の宿題をやらないというピンチをチャンスに変えて、お金の勉強を一緒にしてあげてください。そうすることで、「塾の宿題をやるように!」という言葉にも説得力が生まれると考えます。

それでも塾の宿題をやらないようなら、「家計的に厳しいから」という理由で辞めさせてしまうのも手かなと思います。ただ「楽しい」という理由だけでは、やらせてもらえないんだと知ることも大事だと思うからです。

今回は、子どもが塾の宿題をやらないというお悩みでしたが、いかがでしたでしょうか。家計について学ぶのに、幼すぎるということはありません。できるだけ早いうちから、お金の勉強をしましょう。ご相談ありがとうございました。御健闘を祈っています。

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著者

おのすん プロフィール画像

おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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