「家事のやる気が出ない人」が今すぐできる“3つの対策”

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 「家事のやる気が出ない人」が今すぐできる“3つの対策”

2023.12.19

こんにちは、整理収納アドバイザーの三條凛花です。最近、体調が悪いわけでも、落ち込んでいるわけでもないのに、なんだかやる気が出ない……。そんなお悩みはありませんか? じつはそれ、ぜんぶ「冬」のせいかもしれません。この記事では、冬になってから家事のやる気がでなくて困っている方のために、シンプルで効果的な方法を紹介します。

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「冬」になると、家事のやる気が出ない……

やる気がない出典:stock.adobe.com

こんにちは、三條凛花です。家事にまつわる本をいくつか書いています。
今回は「冬」と「家事」についてのお話をしたいと思います。

私は、2015年から毎日ブログを書いています。
その日に更新した最新記事を読んでくださる方が多いのですが、毎年、冬になると「ある記事」がとてもよく読まれます。11月~2月まで、毎日何人もの方が検索してたどりついていらっしゃるようです。

どんな記事かというと「冬になると家事のやる気が出ない……」という内容のもの。
どうやら、冬になると家事がやりたくない、動きたくないという方は、思いのほかたくさんいらっしゃるようです。あなたはどうですか?

これにはいくつかの原因がありますが、当てはまる可能性がもっとも高いのは「寒さ」です。

言葉にすると「当たり前」なのですが、この当たり前に気づいていない方が、じつはとても多いのです。

365日、毎日コンスタントに家事をすることは難しい

家事出典:stock.adobe.com

ほとんどの方は、「家事をいつもと同じようにコンスタントにしよう」と考えていると思います。私もずっとそうでした。
でも「いつもと同じように家事をする」というのは、じつはかなり難しいことです。

一日のうちどれだけ家事をできるかというのは、その日の体力・気力・持ち時間などによって変わります。さらに、家が片づいているかどうかや、仕事、家族の健康状態や暑さ・寒さといった環境にも左右されます。

でも、こうした無意識の変化には、皆さん意外と気づかないもの。
むしろ「私はズボラだから……」と性格のせいだと考え、ご自身を責めている方が多い印象です。

でも、あなたのせいでは決してないんですよ。

冬に動けなくなったら、まずは「寒さ」を疑おう

寒さ出典:stock.adobe.com

私自身の体験をひとつお話ししたいと思います。

わが家では玄関に通勤・通学グッズをまとめています。

1畳ほどの小さなスペースに座り、洗濯したハンドタオルやランチョンマットなどを畳んで片づけていくのですが、これがとにかく億劫になった時期がありました。一時置き場のカゴにどんどん積み上がっていきます。

「畳むのがきらいなんだ」「収納が使いにくいのかな」などと考えていたのですが、理由はそれだけではありませんでした。

あるとき「寒いからでは?」とわかったのです。このスペースで片づけたあと、シャワーを浴びたら、思っていたより身体が冷えていることに気づいたのがきっかけです。

玄関から繋がっているのでとても寒い場所ですし、猫が来ないように暖かい室内につながる扉も締め切っています。ほとんど外のような気温の場所なのに、暖かい室内と同じ格好で過ごそうとしていた──。それが原因でした。

そこで上着を着込み、安価なヒーターを置いてみました。すると、あんなに苦痛だった片づけの時間が楽になり、一時置き場のカゴに積み上がることがなくなったのです。

玄関出典:stock.adobe.com

こうした私自身の経験をいくつか分析したところ、冬に注意したい3つの「サイン」を見つけたのでお知らせします。

こんなサインがあったら体を温めて

・やる気が出ない
・ぼーっとする
・家事をしたくない

冬になってから、こんなサインが現れたら、まずは「寒さ」を疑いましょう。

料理をつくるのがしんどいのは、冷え切ったキッチンに立つのが嫌だからかもしれません。
やることがたくさんあるのに、座ったままぼーっとしてしまうのは、光熱費節約のためにエアコンを切っているからかもしれません。

ホットドリンク出典:stock.adobe.com

サインに気づいたら、3つの対策からできそうなものを選んでやってみましょう。

対策1:部屋の温度調節
対策2:着込む
対策3:ホットドリンクを飲む 

シンプルなことですが、これだけで動けるようになります。

「行動」とセットにしておくのもおすすめですよ。たとえば「朝起きたら温かいお茶を飲んで、それから3分だけ片づける」など。ご自身にあった方法をぜひ見つけてみてくださいね。

特に思い当たる理由もないのにぼーっとしてしまい、家事が進まないと困っている方が少しでもラクになれば嬉しいです。

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著者

三條 凛花

三條 凛花

夫、4歳の長女、0歳の長男、猫2匹と暮らしています。暮らしの中にあるさまざまなプチストレスは、探す・調べる・迷うといったことが原因です。そうしたむだな時間をなくして、自由に使える時間を貯める工夫を発信しています。著書は『時間が貯まる 魔法の家事ノート』(扶桑社)、『365日のとっておき家事』(三笠書房)など。

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