年末年始の「胃もたれ・胸やけ」に食べたい。胃腸がよろこぶ“カブのレシピ”

料理・グルメ

 年末年始の「胃もたれ・胸やけ」に食べたい。胃腸がよろこぶ“カブのレシピ”

2023.12.19

年末年始の食べ過ぎは、胃薬よりもまずは「かぶ」。天然の消化酵素が胃腸のはたらきを助け、胃もたれや胸やけに効果てきめんです。今回はかぶの栄養と、やさしくて軽いのにごはんのおかずにしっかりとなるレシピをご紹介いたします。

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かぶの栄養

かぶphoto by Nao Yamada

1. 消化酵素が胃を助ける

かぶの特徴は、何といっても豊富な消化酵素。「アミラーゼ」と呼ばれるでんぷんを分解する酵素は、胃腸の働きを助け、消化吸収を優しくうながします

年末年始、食べ過ぎ時などの「胃もたれ」「胸やけ」改善にとても効果的ですね。重い食事の後は、かぶの料理で胃を整えるのがおすすめです。

2. 葉の方が実は栄養たっぷり

かぶの葉photo by Nao Yamada

かぶは、葉の方がはるかに栄養豊富。「βカロチン」「ビタミン」「カルシウム」「鉄」などなど、捨ててしまうのはもったいない部分です。

アクも少なく、さっと調理したり浅漬けにするだけで簡単に食べることができます。ネギの代わりに刻んでみそ汁に入れると、かぶの甘い香りがいい出汁にもなるのでおすすめです。

これらをふまえて、葉も刻んでつかい、胃にも優しい、かぶのそぼろ煮を作っていきましょう。

かぶとエリンギのそぼろ煮

かぶとエリンギのそぼろ煮photo by Nao Yamada

材料

・葉つきのかぶ ……4個
・かぶの葉……1本
・えのき……1パック(100g程)

・片栗粉……大さじ2分の1
・白ごま……適量
・ごま油……大さじ1

(調味料)
・酒、みそ、みりん……各大さじ1
・しょうゆ……小さじ1
・水……100ml

作り方

1. かぶは6等分くらいのくし切り、葉は1本分をみじん切り、エリンギは粗みじん切りにカットにします。

作り方1photo by Nao Yamada

2. 鍋にごま油を熱し、かぶを入れて炒めていったん取り出します。

3. 2の鍋にエリンギを入れ炒め、合わせた調味料を加えて混ぜます。
作り方2photo by Nao Yamada

4. かぶを鍋に戻して混ぜ、フタをしてかぶに火が通るまで中火で煮ます。

5. 片栗粉を同量の水で溶き、4に回し入れてとろみをつけます。刻んだ葉を入れ、ひと煮立ちしたら皿に盛り、白ごまを振ります。

できあがり

今回は、「かぶ」の栄養と、葉までつかったレシピをご紹介いたしました。

ポイント

・かぶの消化酵素は「胃腸」にやさしい
・かぶは根や茎よりも「葉」に栄養が多い
・葉はアクが少ないので食べやすい

食べ過ぎ、飲み過ぎの次の日は、「やさしいかぶ料理」でひと休みしてくださいね。

<参考>
「新・野菜の便利帳 健康編」 名取貴光監修

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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