【国際薬膳師が監修】お手軽!“薬膳ベジー鍋”「白菜編」

料理・グルメ

2019.01.23

アツアツのお鍋は冬の定番。そんないつものお鍋に「医食同源」の薬膳の知識を取り入れて、美容と健康をサポートしちゃいましょう。「薬膳というと、特別な食材を使うイメージがありますが、じつは、おなじみの食材にもひとつひとつカラダに働く作用があります。それを理解して組み合わせれば、自宅でも簡単に薬膳効果を得ることができるんですよ」と語るのは国際薬膳師の岡尾知子さん。スーパーで買える身近な食材を使った、お手軽な薬膳鍋を教えて頂きました!

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【薬膳野菜】白菜

白菜は、体内の余分な熱を冷まして消化を助けます。おなかの張りをとり便通を順調に。

「白菜とほたてのレモン蒸し鍋」白菜×ほたて×豚ロース肉

ほたてと豚肉は、薬膳ではカラダや肌のうるおいを補う食材といわれています。2つを組み合わせることで冬の乾燥対策に。レモンの酸味には、うるおいをとどめてくれる収れん効果があります。

【材料】(2人分)
白菜…1/4株
ほたて缶…1缶
豚ロース薄切り肉…150g
レモン(国産)…1/2個
A
  水…1カップ 
  コンソメスープの素…大さじ1/2
塩、こしょう

【作り方】
①白菜と豚肉は約5㎝幅に切る。レモンは皮をよく洗って、皮ごと輪切りにする。
②白菜と豚肉を交互に重ね、断面が見えるように鍋の縁に沿って入れ、余った白菜は中央に花びらのように重ねて入れる。
③②にほたて(缶汁ごと)とAを加え、ふたをして弱めの中火で7分蒸し煮にする。塩、こしょう各少々で味を調えたらレモンをのせ、再びふたをして2~3分蒸し煮にする。

「豆腐とたらのキムチチゲ」白菜キムチ×豆腐×たら

白菜と豆腐は胃腸にこもった熱をとり、たらは消化機能を元気にします。発酵食品のキムチにすれば、さらに腸内環境を整える効果も。白菜と豆腐は、薬膳では少しカラダを冷やす食材とされているので、唐辛子の温め作用をプラスして食べましょう。

先にキムチを炒めることで味に深みが出ます。

【材料】(2人分)
白菜キムチ(食べやすく切る)…300g
木綿豆腐…1丁(300g)
生たら…2切れ
青ねぎ…4~5本 
煮干しのだし汁(または水)…2カップ
A
  みそ…大さじ1と1/2
  コチュジャン…大さじ1/2
  にんにく(すりおろす)…1片
ごま油

【作り方】
①豆腐とたらは食べやすい大きさに切る。青ねぎは3~4㎝長さの斜め切りにする。
②鍋にごま油大さじ1/2をひいて中火で熱し、キムチを加えて、3分ほど炒める。煮干しだし汁を加え、煮立ったらアクを取り除き、Aを加えてよく溶き混ぜる。
③②に豆腐とたらを加えて5分煮たら青ねぎを加え、1~2分火を通す。

薬膳効果のある野菜を中心に3つの食材を組み合わせた、カンタン台所漢方。スーパーで手に入る食材ばかりなので、ぜひ作ってみて♪

【教えてくれたのは】
岡尾知子(おかお ともこ)さん
薬膳料理研究家。国際薬膳師。中国医学に基づく薬膳や漢方を学び、食べることで美容と健康を底上げする知恵を普及啓発している。HP「薬膳ノート」「ロータス薬膳教室」を主宰。

レシピ製作・調理/荒井直子 撮影/安井真喜子 スタイリング/伊藤美枝子 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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