「あれしなきゃ」を全部片付けて得られた心のゆとり|づんさんの#やめたこと #始めたこと

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 「あれしなきゃ」を全部片付けて得られた心のゆとり|づんさんの#やめたこと #始めたこと

2020.06.16

コロナウイルスの世界的な流行により、私たちの生活は大きく変わっていきそうです。
勤務スタイルや外出頻度、外出時のマスク着用など、多くの人が新しい習慣をこなしながら日々を過ごしているかと思います。そんな変化の時代に、これまでやってきたけど「やめたこと」さらには今回を機に「始めたこと」ってみんなあるんじゃないか?という思いから、暮らしのプロに取材をしました。

第2回目は大人気「づんの家計簿」の著者・づんさんの「#やめたこと#始めたこと」。

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#やめたこと...テキパキ動くこと

これまでは時間の確保をするために“ゆっくり過ごすのはもったいない”と、ピリピリしたりテキパキ行動するようになっていました。stay homeになってからは、子どもたちとゆっくり向き合う時間も増やそうと一緒に遊び、家族の笑顔も増えました。穏やかな時間を感じ、こころのゆとりに繋がっていると思います。

#やめたこと...後回しにすること

出典:www.instagram.com

年末から進めていた片付け作業。“これはどこにしまおう”と考えているうちに積み重なっていたものがあり、後回しにしていたのですが、stay home期間中にその作業が進み、不要な物を手放し、適材適所に収納した結果、ストレスがなくなりました。
「あれをやらなきゃ」という"何か"がずっと心にある状態だと、それだけで常に忙しく感じてしまい、気になってストレスになっていたのだなと。「やらなくちゃいけないこと」がなくなった今、心の余裕が全然違います。
片付けと同じように、片づけてしまいたいことは全て手帳に書き出し、ひとつひとつできたらチェックして片付けていくと、心も頭もスッキリします。
やりたいことがすぐできるように、やらなきゃいけないことは後回しにせずすぐ書き出して(頭の中に残しておかない)こなしていく習慣をこれからも続けていこうと思いました。

#始めたこと...子どもと一緒に遊び学ぶ

子どもとふれあう時間が長くなった今回のstay home。せっかくなのでゲーム感覚で遊びながら何かを吸収していけたらいいなと思い、子どもたちに「したいこと」を改めて聞きました。かるた遊びや工作、日本の古典「枕草子」や「寿限無(じゅげむ)」などクイズ番組で見ていたことば遊びを対戦式で覚えあいっこしてみたり。球技やバドミントン、スケボー、ロープで長縄飛びなど、一緒にカラダを動かすようになりました。子どもたちが成長し、兄弟同士、友達同士で遊ぶようにもなりましたが、幼かったころのように改めて“一緒になって遊ぶ時間”も忘れずに過ごしていきたいとしみじみ感じました。

#始めたこと...子どもたちへの「ミニお金授業」

出典:www.instagram.com

お小遣いをもらうようになった子どもたち。自分のお財布にはいくらお金があるのかを把握できるようになってもらいたい、そして、今いくら持っていて、欲しいものがあったときに買えるのか金額を見て、すぐに判断できる癖を子どもの時から身につけて欲しいと思い、お金の小銭の説明から始めました。

小さなノートも持たせて、簡単なおこづかい帳にもチャレンジ。お金が出入りするたびに、楽しそうに記録しています。理解するたびに自信がつくと思うので、小さなことでも、大人がしていることは自分にもできるんだと“成功体験”“できる喜び”を蓄積させていけたらと思っています。特に今は、以前よりも自宅で親と過ごす時間も増えているので、わからないことはその場で聞くことができますからね。

お金については学校では教えてもらえない科目だと思うので、家庭学習が以前より増えた今だからこそできる取り組みだと思っています。限られたお金で心から欲しいものはどっちだと考える力、気持ちよく買い物できる感覚が育ちますように。

#始めたこと...家庭菜園

毎年トマトやキュウリを育てていましたが、ただ「水をあげていただけ」でした。育児と仕事と家事とで一日があっという間に過ぎてしまっていたので、植物を育てるゆとりがなかったのです。
今回のstay homeによって、「しっかり育ててみたい」気持ちがうまれたので、ネットで土作りから調べて準備して、植えました。成長が楽しみで、毎日気になっています。慣れてくると忙しくなっても続けていけると思うので、新規でやりたいことは時間の確保ができる今のうちに始めておくといいなと感じました。

普段見失いがちな"時間"と向き合えた日々

外出、遠出が大好きな我が家。出かけられないというだけでも、大きなストレスが続きました。そんな生活の中で、いかに家族のみんなが健康で元気にいてくれるために、家で何ができるか・どんな楽しみ方ができるかを考えるいいきっかけになりました。

家族との時間が増え、“あれやってみようこれやってみよう”と意見を出し合って一緒に取り組んでいくことで、学びや成長もいつも以上に感じられました。短期間でできるようになったことも多く、またそれを親として見ることができるなど、これまであまりなかった時間がこの期間はたくさんあったなと思います。県外に嫁いだ身として、親子の時間は限られているとひしひしと感じているので、仕事をしていても子どもとの時間を大事に過ごしていきたいです。

また、家の中の片付けや掃除の時間もはかどったのも思わぬ収穫でした!これから写真整理を進めていくところです。
とはいえ、「家にいる」ことに慣れてしまうと時間の感覚がゆるくなり、ひとつのことに集中し過ぎてしまうことも多々。時間割を決めて、やりたいことを一日の流れの中で2つ3つ区切りながら、やりたい作業に同時進行して取り組むようにして生産性を高めたいなと思っています。
いつもと違う、不自由も多いstay homeでしたが、普段見失いがちは「時間」と向き合うことができたので、今後もゆっくりするとき、頑張るときとメリハリをつけて過ごしていきたいと思います。

プロフィール:づんさん

出典:zunshop.jp

鹿児島出身/島根在住。自作の家計簿をインスタグラムに投稿したところ「わかりやすい!」「きれいでずっと見ていたくなる」「書きたくなる!」と大人気に。2016年に発売された書籍はベストセラーになり、現在ではインスタグラムのフォロワーも7万人を超えている。
息子と娘計3人の育児に奮闘中!

インスタグラム@zunizumi

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