子どもが不登校になったとき、母の私が“できなくなった3つのこと”

家族・人間関係

 子どもが不登校になったとき、母の私が“できなくなった3つのこと”

2022.02.26

こんにちは。 ママのためのオンラインサロン&スクールを運営している心理カウンセラーのrikaです。 子どもが不登校になり絶望感でいっぱいのママはたくさんいらっしゃいますが、私も子どもが不登校になりいろんなことができなくなりました。

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子どもが不登校で生活が一変

私は、子どもの不登校を経験しました。
当時は、子どもが学校に行かないという状況に私自身全く心が追いつかず、受け入れることができませんでした。

自分のことならなんだって解決してきたのに、子どもの不登校は何ともできず、心がしんどい上に日々の生活でもできないことや無理なことがたくさん出てきました。

今回は、子どもが不登校になった時にできなくなったことを紹介します。

スーパーに行けない!

スーパー出典:stock.adobe.com

まず、私が一番イヤだったのは外に行くことでした。知り合いに会って、子どもの話題になって学校の話になるのがイヤでした。

その結果、いつも行くスーパーに人が多そうな時間帯に一切行けなくなりました。
行く時は、夜遅い時間を選んだり、普段行かない遠くのスーパーにわざわざ行ったり。

自宅配達のシステムやネットスーパーを利用し始めたのもこの頃です。
不登校なんて恥ずかしい、誰にも知られたくない。そして、そんなふうに世間体を気にする自分のことを最低でダメなやつだ!と自分自身を責めまくっていました。

あの時は、不登校で苦しみ、世間体で苦しみ、そんな自分を最低だと思う自責の念に苦しみました。

家族と普通に関われない!

家族出典:stock.adobe.com

息子が不登校になってからというもの、息子に対して私が話すことと言えば学校に行くための働きかけばかり。
いつも空気を読んで気を遣った言葉がけをしていました。

息子の今後は私の言葉がけひとつで決まってしまうから、言葉選びは慎重にしなければならない!そんな風に思っていました。

さらに、息子にかかりきりだった私は、娘に寂しい思いをさせないようにといつも気を遣い、夫が怒らないよう気を遣い、担任にも見捨てられないように気を遣いました。

家族に対していつも顔色を見た対応となり、私はもう普通の関わりが一体なんなのか、まったくわからなくなっていったのでした。

確かに揉めることもなく平和な日常が続いていましたが、私はどんどん疲弊していきました。さらに現実も何も変わりませんでした。

実家に行けない!電話にも出ない!

スマホ出典:stock.adobe.com

息子が不登校になるまではよく実家に行っていたし、電話もしていました。
でも、不登校になってからというもの、母からの電話に出るのがすごく苦痛になりました。

小さい時に認めてもらえなかったと感じていた分、大人になって、

私はきちんと子育てをしている!
私はいつだって結果を出しているんだ!

それを見て欲しかったのだと思います。

だから、不登校がバレないよう実家の母からの連絡を避けるようになり、LINEには「すべてうまくいっている!」と返事し、忙しい!と理由をつけて実家にまったく行かなくなりました。

でも、今は……

もちろん、スーパーにも実家にもまた行けるようになったし、安心でリラックスできる家族関係に。
それは、子どもが不登校ではなくなったから!……ではありません。

女性出典:stock.adobe.com

私は、子どもは学校に行かないんだ。という現実をしっかり直視し、不登校の息子を受け入れました。
そうしたら、今までの恥ずかしいという気持ちや知られたくないという思いがなくなり、当たり前の生活がまた戻ってきたのです。

また、言葉がけにとらわれないナチュラルな家族関係になったあとは、私も本当に気持ちが楽になり、夫婦関係もよくなり、子どもはどんどん元気を取り戻していきました。

子どもが不登校になり、いろいろなことができなくなり、すべてを失った!!と絶望していました。
ですが、そのおかげで素の自分として生きられるようになり家族関係がよくなり、私にとっては得られることが多かったのです。

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著者

rika

rika

子育て・夫婦関係など、自分自身の毎日をハッピーにするための処方箋をさまざまなテーマで発信 ●Amebaオフィシャルブロガー ●NHKカルチャー講師 ●著書「子どもが不登校になったら読む本ーすべて解決できる"笑顔の処方箋"」第6刷増刷 ●ハッピーママサロン「rika's cafe」主宰。ママのためのオンラインサロン運営・講座・セッションなどを開催し、5年で3,000名が受講 ●心理カウンセラー

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