オフィスチョコというジャンル
今回、機能性チョコレートを調べるにあたって、気になったのがパッケージ。今までは写真のように器に移しすか、または箱のままデスクに置くしかなかったのですが、やはりどうしても目立ってしまいます。機能性チョコレートには箱型もありますが、ほとんどがスタンディングパウチと呼ばれる、スーパーやコンビニでフックに吊られた状態で見かける小さな袋に入った商品です。名前の通り机の上で自立してくれて、箱よりも場所を取らず、パソコンの裏側や書類の間に挟んで、オフィスのデスクの上でも目立たないのがウレシイところ。また、粒にも工夫がしっかり仕込まれていて、デスク上で転がらない、手で溶けにくいなどの気遣いも抜群!一説によると、これらの条件を満たすチョコレートを「オフィスチョコレート」と言うのだとか。働くチョコレート好きには「待ってました!」な、新ジャンルを歓迎してレポートを続けます。
感染予防ライフ3年目
マスクに手指の消毒、手洗いうがいにソーシャルディスタンス。さまざまな感染予防のためのタスクが増えた生活も3年目ですが、意外と習慣化してしまうと、最初ほどストレスを感じなくなってきましたよね?それと同じで、身体にいいことやダイエットも「習慣化すればいいのでは」と思い、私が着目したのが今回の2つのチョコレートです。
免疫CAREプラズマ乳酸菌チョコレート
プラズマ乳酸菌で、日ごろから免疫ケアをチョコレートで習慣化しよう!というのが、森永免疫CAREプラズマ乳酸菌チョコレート。まずはプラズマ乳酸菌ってなに?と気になり調べると「長崎大とキリンホールディングス(HD)は、免疫効果を高める働きを持つ「プラズマ乳酸菌」を使い、新型コロナウイルス感染症患者の症状改善効果を調べる臨床研究を始めた。年末までに研究結果の解析を終えるよう目指す。毎日新聞」と2022年3月に掲載されています。実はこのプラズマ乳酸菌、免疫細胞の司令塔である「プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)」に働きかけることができる世界で初めての乳酸菌で、健康な人の免疫維持に役立つことがすでに報告されています。
おいしさ長持ち!の優秀チョコレート
こちらが免疫ケアもGABAやTANPACTと同じくサイコロ型。表面が少し凸凹しているのは、指でつまんだときに皮膚と接する面が小さくなり体温が伝わりにくい工夫なのかもしれません。そしてこちら、キメが細かく溶けにくいのも特徴のひとつです。噛まずにゆっくり舐めていると、かなり長持ちします。GABAのような滑らかにとろける味わいはありませんが、免疫ケアもとても濃厚なお味です。特に乳酸菌を感じるような味や香りは無く、ミルクチョコほど甘すぎず誰もが好みそうなおいしさです。
おいしく免疫力アップ!
免疫ケアは、内容量40gで15粒入り、220キロカロリー。1日の摂取量の目安が「1袋」と決められていますが、小粒ながら口の中で長持ちするタイプなので、私なら2、3日で1袋くらいのペースかな?と思います。溶けにくい硬めの粒なので持ち運びにも便利ですが、とはいっても気温が28度以上になるときには要注意ですね。
ゼロ シュガーフリーチョコレートクリスプ
砂糖ゼロ、糖類ゼロの食べ物や飲み物が巷に溢れかえっている今日この頃。実際に食べてみると「えっ?味がない…」とか、飲んでみると「後味がいつまでも続く…」など、妙な特徴があるものが多く、続けて買わないことが多いのですが、ロッテゼロ シュガーフリーチョコレートクリスプは違います!少し香りに特徴がありますが、しっかりとチョコレートのコクがあり、中のサクサクしたビスケットにはバターの風味が!
砂糖ゼロ・糖類ゼロの正体は?
さてこれをどうやって砂糖ゼロ、糖類ゼロで作り上げたのか?!とても気になり調べてみると、甘さの正体はマルチトールというトウモロコシや小麦澱粉を原料として製造された植物由来の甘味料とのこと。なるほど、確かに甘味料を使ってはいるけど、砂糖は使っていないのでゼロと名乗れるわけですね。
サクサクおいしいビスケット入り!
ゼロは免疫ケアと比べて粒が大きめで、きのこの傘のような形をしています。これもやはりデスクで転がらないための配慮かも?内容量は28gで11粒入り、そして130キロカロリーしかない!のが1番の魅力でしょう。
免疫ケアが「健康のための習慣」なら、ゼロは「ダイエットのための習慣」として「チョコレートはゼロしか食べない!」と決めてしまえばOKかも。ビスケットに
チョコレートをコーティングしたタイプなので、おいしさだけでなく「小腹がすいたときにための力強い味方」にもなってくれます。
お菓子界をリードするチョコサイエンス
前回から機能性チョコレート4種をレポートしてきましたが、よく考えてみると、こんなに多くの機能を謳ったお菓子は他にないのではないでしょうか?のど飴などは確かにさまざまな種類がありますが、リラックスやたんぱく質、免疫力アップにシュガーフリーと、種類の異なる機能性チョコレートを、トップメーカーが全て手掛けているところに、「チョコレートなら誰もが手に取ってくれる」という期待感を感じました。さらに機能性のあるアイテムが今後も増え続け、チョコレートサイエンスが広がる予感がします。
もちろん、健康やダイエットやメンタルケアについては、日ごろの食生活や運動などが1番大切ですが、それ以外にも「ちょこっとつまんでホッとする」時間も同じくらい大切にしたいものですよね。