じつはすごい!「スイカ」に含まれる”5つの栄養”と甘いスイカの見極め方4つ「知らなかった」

料理・グルメ

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2025.07.20

夏の風物詩として親しまれているスイカは、みずみずしくて甘い味わいが魅力です。じつはスイカには、夏の体調管理に必要な栄養素が豊富に含まれています。今回は、スイカに含まれる栄養素と健康効果や、甘くおいしいスイカの見分け方、スイカをよりおいしく食べるポイントについて詳しく教えていただきました。

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教えてくれたのは……株式会社ケイファーマーズさん

鹿児島県にあるカミチクグループに所属する株式会社ケイファーマーズ。生鮮に特化したスーパーを営んでおり、農産物は産地より直送し販売。そのほか、調味料やお菓子もすべて九州産にこだわり、地域密着の品々を取り揃えている。素材の「安全安心」「鮮度」「品質」、そしてお店の「サービス」「価格」を追求し、「お客様の満足とは何か」を突き詰めている。

スイカに含まれる栄養素【5選】

スイカの栄養素出典:stock.adobe.com

自然の甘みとみずみずしさを味わえるスイカは、古くから暑い時期の水分補給や涼をとるための食べ物として重宝されてきました。まずはスイカに含まれる代表的な5つの栄養素について、その健康効果とあわせてみていきましょう。

カリウム

スイカ(生)の可食部100gあたりには、120mgのカリウムが含まれています。体内の浸透圧を調整する働きを担っているカリウムは、人体に欠かせないミネラルの一種です。カリウムには体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎによる高血圧やむくみを予防する効果が期待できます。

β-カロテン

スイカ(生)の可食部100gあたりには、脂溶性ビタミンであるβ-カロテンが830μg含まれています。強い抗酸化作用を持つβ-カロテンは、細胞のダメージを防ぎ、健康や若々しさを保つ手助けをしてくれます。紫外線を浴びる機会が多く、肌や粘膜がダメージを受けやすい夏に積極的に摂りたい栄養素のひとつです。

リコピン

リコピンは、トマトに多く含まれることで知られる赤い色素の成分ですが、じつはスイカにも豊富に含まれています。リコピンにもβ-カロテンと同様に強い抗酸化作用があり、細胞を傷つけたり、老化や生活習慣病の原因になったりする体内の活性酸素を除去してくれます。

シトルリン

シトルリンは、スイカから発見されたアミノ酸の一種で、特にウリ科の植物に多く含まれています。この成分には体内で一酸化窒素の生成を促す作用があり、血管を拡張させ血流を改善する働きがあるとされています。継続して摂ることで、冷え性やむくみの軽減が期待できるでしょう。

ビタミンC

スイカ(生)可食部100gあたり、10mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつで、体内のコラーゲンの生成に関与するほか、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。

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「甘くておいしいスイカ」を選ぶ4つのポイント

スイカの選び方出典:stock.adobe.com

夏の風物詩として親しまれているスイカは、爽やかな甘さとシャリっとした食感が魅力です。せっかくなら、よりおいしいスイカを選びたいですよね。ここでは、甘くておいしいスイカを見極める4つのポイントについてご紹介します。

叩くと「ポンポン」とやや低い音がする

叩いたときに「ポンポン」とやや低い音が響くスイカは食べ頃だといわれています。それに対して、「パンパン」と高い音がするスイカは未熟で、「ボンボン」と低くて重い音のするスイカは熟れ過ぎている場合があるため避けたほうがよいでしょう。

ツルの付け根がくぼんでいる

スイカは熟すとツルの付け根の部分が少しくぼみ、その周りが盛り上がったような形になります。ツルの付け根がへこんでおらず、まるい球状の表面に軸が出ているようなものはまだ未熟なスイカです。

また、もしスイカにツルがついている場合は、ツルの状態も確認してみてください。ツルが枯れているスイカは鮮度が落ちているため、ツルが緑色のものを選ぶとよいでしょう。

皮の黒いしま模様がはっきりと出ている

スイカの皮にある独特のしま模様は、甘味の強いスイカを見分けるのに役立ちます。皮の黒いしま模様がはっきりと出ていて、色も濃いスイカを選びましょう。

模様がはっきりと出ているスイカは、模様の無い部分が膨らんでいます。凸凹がはっきり感じられるものほど、よく熟し甘味が強い傾向があります。

お尻のへそが大きくなっている

スイカを選ぶときには、スイカのお尻のへその大きさも注意して見てみましょう。お尻のへそは熟すにつれて大きくなるため、小さすぎるものは未熟な可能性があります。また、目安として、5円玉よりお尻のへそが大きいスイカは熟しすぎの可能性が高いといわれています。

スイカをよりおいしく食べるポイント

スイカのおいしい食べ方出典:stock.adobe.com

最後に、スイカをよりおいしく食べるためのポイントをご紹介します。

冷やしすぎはNG

スイカは冷やしすぎると甘味が弱まり、おいしさが半減してしまいます。ひと玉丸ごとで保存する場合は冷蔵庫に入れず、風通しがよく比較的涼しい場所に置いておくのがおすすめです。カットされたスイカは傷みが早いため、冷蔵庫で保存しましょう。

甘味がある中心部分を均一に切り分けよう

スイカは中心部分に特に甘味が集中しているため、切り分け方によって味のバランスが変わります。中心の甘い部分を均等に分けるようにカットすれば、どの部分を食べても同じようにおいしさを楽しめます。

夏に旬を迎えるスイカは、水分補給だけでなく、美容や健康のサポートにもぴったり。おいしい旬のスイカを、ぜひ積極的に日々の食事に取り入れてくださいね!

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著者

糸野旬

糸野旬

エンタメ・カルチャーをこよなく愛するフリーライター。心地よい暮らし方や生活に役立つヒントを日々模索中。ヨガと漫画が心のよりどころ。

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