知らなかった…。【NGな食べ合わせ2選】「乳製品と一緒に食べない方がいいんだ…」

料理・グルメ

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2024.08.01

カルシウムを摂るために、牛乳を飲む習慣がある方も多いと思います。じつは食べ合わせによっては、カルシウムの吸収を妨げてしまう食材の組み合わせがあるのを知っていますか? 今回は、医療法人 春陽会 サクラクリニックの管理栄養士の方に「牛乳との食べ合わせがよくない2つの食材」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……医療法人 春陽会 サクラクリニックの管理栄養士さん

愛知県名古屋市にある「医療法人 春陽会 サクラクリニック」の管理栄養士。生活習慣病、高血圧、糖尿病などのさまざまな疾患に対し、食事を通じたアプローチで指導を行っている。

NG1.「牛乳」×「ほうれん草」

ほうれん草と牛乳は食べ合わせがよくない出典:www.photo-ac.com

ほうれん草は、牛乳との食べ合わせが悪い食材のひとつとされています。これは、ほうれん草に含まれるシュウ酸が牛乳に多く含まれるカルシウムの吸収を妨げてしまうためです。

牛乳のほかにも、カルシウムを豊富に含むチーズやヨーグルトなどの乳製品も、ほうれん草との組み合わせは避けたほうがよいとされています。

一緒に食べる場合、栄養を効率的に摂取するには?

茹でる出典:stock.adobe.com

ほうれん草に含まれるシュウ酸は、ゆでることで取り除かれます。そのため、カルシウムを多く含む食品と一緒に摂る際は、炒めたりレンジで加熱したりするよりも、ゆでる調理方法がおすすめです。こうすることで、ほうれん草とカルシウムどちらの栄養素も余すことなく摂取することができます。

牛乳は、カルシウムのほかにタンパク質も多く含まれています。そのため、運動後にすみやかに飲むことで筋肉の回復・筋肉量アップに効果があります。

NG2.「牛乳」×「トウモロコシ」

トウモロコシと牛乳の食べ合わせはよくない出典:www.photo-ac.com

トウモロコシも、牛乳との食べ合わせが悪い食材です。これは、トウモロコシに含まれる食物繊維が牛乳のカルシウムの吸収を妨げてしまうため。さらに、お腹をこわしやすいリスクもあります。

消化酵素のひとつ「ラクターゼ」が不足すると、牛乳に含まれる成分「乳糖(ラクトース)」を分解しにくくなり、消化不良が起こりやすくなります。
トウモロコシは不溶性食物繊維が多いため、さらに消化に負担がかかってしまいがちです。胃腸が弱っているときには、一緒に食べるのを控えたほうがよいでしょう。

一緒に食べる場合、栄養を効率的に摂取するには?

コーンポタージュなら消化がよく栄養もたっぷり出典:www.photo-ac.com

トウモロコシと牛乳を使ってコーンポタージュにすると、消化がよく栄養もたっぷり摂取できる組み合わせになります。コーンポタージュはトウモロコシをクリーム状にしたものを使用するため、そのままトウモロコシを食べるよりも消化に負担がかかりにくいです。

また、トウモロコシの皮には不溶性食物繊維が豊富に含まれており、水分を吸収して便の量を増やしてくれます。身体に害のある成分を便と一緒に排出してくれるため、大腸がんのリスクも減らしてくれます。皮も捨てずに上手に活用してみてください。

意外と知らない「牛乳とのNGな食べ合わせ」をご紹介しました。調理方法を工夫しながら、おいしく健康的な食事を摂ってくださいね!

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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