教えてくれたのは……小林青果株式会社
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
「悪い食べ合わせ」3選<おつまみ・副菜編>
食べ物の組み合わせには、胃腸に負担をかけるものや、栄養素の吸収を妨げる“悪い食べ合わせ”があります。
今回は、おつまみや副菜でよく見られる「NGな食べ合わせ」を3つご紹介します。
NG1.「納豆」と「卵白」
納豆には多くの栄養素が含まれており、その中の「ビオチン」は美肌効果があるとされています。
しかし、たんぱく質の一種「アビジン」はビオチンと結合しやすく、一緒に摂取するとビオチンの吸収を阻害する可能性もあります。そのため、アビジンを含む生卵と食べ合わせることは、美容などの面ではあまりおすすめできません。
ただし、アビジンは卵白にのみ含まれるため、卵黄と納豆の食べ合わせはOKです。
NG2.「きゅうり」と「トマト」
きゅうりとトマトの組み合わせは、サラダなどで比較的よく見られるものです。しかし、こちらも栄養摂取の点では悪い食べ合わせとなっています。その理由は、きゅうりに含まれる酵素の一種「アスコルビナーゼ」には、トマトのビタミンCを壊す働きがあるためです。
アスコルビナーゼは酢と熱に弱いため、マヨネーズや酢を使ったドレッシングをかけて食べることで、栄養の損失を防ぐことができます。
NG3.お酒とくるみ
お酒のおつまみに「くるみ」を食べることもあるかもしれませんが、食べ合わせとしては体によくない影響を与えることもあります。その理由は、血圧に対する影響力にあります。
アルコールが血圧を上昇させることはよく知られていますが、実はくるみも同じ作用を持っています。お酒とくるみを一緒に食べると、のぼせるリスクが高まる可能性があるので注意しましょう。
意外な組み合わせに、驚いた方も多いのではないでしょうか。せっかく食べるなら、効率的かつ健康的に栄養を摂取したいもの。ふだんの食事内容をぜひ見直してみてくださいね!