雪国の人間もびっくりするほどの異常な豪雪だった2018年2月
2018年2月。このときは、メディアなどで伝えられていたように、本当にかなりの雪でした。
いつもは実際のところメディアは、少し雪が降っても(30㎝くらい)大雪と言われニュースになることがあります。でも正直雪かきは大変だけど、そんなでもないのにと思っていた石川県民の筆者。
しかしながら今回は違いました。
石川県内には500台以上の除雪機があるそうで、その除雪機がフル活動で動いているとのことですが、大通りでも雪が積もり、そして少し横に入った生活道路には除雪機が間に合わず、雪が積もったままの状態となっていました。
除雪しても、すぐに積もってしまう状態で、降り積もった雪を除雪する人と、降り積もる雪といたちごっこのような状況が続いていたのです。
交通アクセスがマヒ状態・・・
普通電車、特急電車、飛行機、高速バスなど、ほとんど運休でした。
ローカルバスや電車なども運休や大幅な遅延が発生していました。
高速道路も閉鎖となり、その為か利用が増えていただろう福井から金沢へ向かう国道でも、車が立ち往生し、一時1500台ほどの車が動けない状況。
雪に慣れているはずの北陸の人間も、今回は恐怖をおぼえるほどの大雪でした。
この大雪の中、平常運転の北陸新幹線
車もダメ、高速バスもダメ、電車もダメ、特急電車もダメ、飛行機もダメ。
外は雪が降り積もる状況。
この状況で、動き続けて人々を助けてくれたものがあります。
それが北陸新幹線だったんです。
北陸新幹線だけは、平常運転で特に遅れも発生していなかったのです。
なぜ北陸新幹線は雪に強いのか
雪に強い理由が、北陸新幹線が開業した頃の、産経ニュースに掲載されていました。(2015.3.14 掲載)
北陸新幹線は日本有数の豪雪地帯を最高時速260キロで駆け抜ける。JR西日本がJR東日本と共同開発した新型車両「W7系」「E7系」の先頭車両には「雪かき」も付けられており、JR西の担当者は「雪が降っても大丈夫。雪にも強い新幹線」と自信をみせる。 アイボリーホワイトのボディーに、伝統工芸と空をイメージした銅色と青色の帯をまとった12両編成。W7系・E7系の先頭部を見ると、線路に近い足元部分にスカートのようなものが付いているのが分かる。 「スノープラウ」と呼ばれる雪かきだ。軌道上に積もった雪をかき分けながら走行することができる。 それだけではない。JR西は強力な“助っ人”も開発した。線路脇を除雪する機能を全国で初めて装備したという新型の除雪作業車だ。回転式の羽根で雪をかき込み、高架橋の下に雪を吹き飛ばす構造で、新幹線用としては国内最大出力の800馬力を誇る。 北陸新幹線の一部区間にはスプリンクラーなどの融雪装置も設置されているが、沿線には融雪に必要な大量の水を確保できる河川が少なく、この除雪方式を開発した。JR西は除雪作業車を23両配備し、雪に備えている。出典:www.sankei.com
なるほど!そんな機能がついていたんですね。
石川県民として思うこと
2015年に開業した北陸新幹線。
開業して早3年が経ちました。最初はかなり込み合っていてなかなか予約がとれなかったのですが、最近はスムーズに取れるようになってきました。昔は途中で乗り換え(米原か長岡で)が必要だった東京までの電車の旅。
しかしこの北陸新幹線だと、石川県と東京が最速2時間28分!
筆者も何度も乗っていますが、乗車して、ちょっとゆっくりして、お弁当食べたら、もう東京についています。本当に早いですね。
今では、県民の大切な足の1つとして活躍してくれています。
飛行機でも羽田から石川県の小松空港も能登空港も約1時間で到着。
そして陸路でも、東京駅から金沢駅までなんと2時間最速2時間28分!
本当に近くなった東京と石川県。県民としてはとっても嬉しいのです。
いかがでしたか?
石川県にある金沢市。食べ物も美味しいし、最近有名になった加賀棒茶も石川県のものです。
観光する場所もたくさんあり、冬になると食べ物も美味しい時期になるけれど、雪が心配。。と思っている方も、安心してくることができる交通手段北陸新幹線がありますよ。
是非、筆者も大好きな石川県に、遊びにきてくださいね。
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