上手な叱り方ってあるの?
ついやってしまいがちですが、感情的に叱るのは好ましくないうえ、「ダメ!」や「なんでできないの?」などの抽象的な言葉では、子どもには伝わっていないことが多いのです。叱るときには、「何をどうしなければいけないのか」具体的な言葉でその状況を指摘することが大切です。たとえば、熱いものを触ろうとしたら「ダメ!」ではなく「熱いよ!」ですね。具体的に言うことで、子どもが自分で考えるきっかけにもなります。同様に、褒めるときにも具体的な言葉で、はっきり伝えることといいですよ。
筆者の叱るときの常套句になっていた「いつも言ってるのに、なんでできないの」という言葉。そんな叱り方では、子どものほうが理解できていなかったんですね。感情的になると、つい同じ言葉になりがちですが、面倒でもどこがダメなのか、なにがいけないのか、きちんと!ですね。叱り方ひとつとっても、上手い下手があるなんて。子育てって、ますます奥が深いなぁと考えさせられた7回めでした。
監修:子育て心理学協会代表理事:東 ちひろ 文/吉塚さおり
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