妊婦時代、まだ見ぬわが子を推測される日々
今の医療技術はかなり進化している為、先生に「性別が知りたい」と伝えれば、妊婦検診で妊娠6カ月くらいには男か女か、だいたいわかります。
(お腹の中の赤ちゃんの向きによっては、なかなかわからないこともありますが・・・)
お腹が前に突き出していると男、横に広がったお腹だと女、と昔から言われているようです。
年配の方々には、お腹を見られて「男みたいね」とか、「女みたいね」とか言われることが多いのもこの時期。
私は3人とも妊娠中のお腹が前に突き出していたので、「男の子でしょ。よかったね」とよく言われました。
男の子=よかった 女の子=そうなんだ(あ、男の子じゃないんだ、残念)
ってなぜか言われることが多かったのです。
お腹の子は女の子ですが。。
お腹がでてくる6カ月頃には、ママはお腹の子供の性別は大体わかっています。
ちなみに、我が家は、上から、女、女、男の3人の子供がいます。
上の子2人を妊娠しているときも、性別が女の子とわかっているのに、おなかを見て「そのお腹、絶対男の子だわ。よかったね」ってよく言われました。
職場の年配の方に「病院では女の子って言われたんですけどね」と話しても、「いや、そのお腹は男よ。よかったじゃない」と何度も言われていました。
否定しても、それを否定されて男にされてしまう、お腹の中の娘。。
「お腹の子は女の子ですが、それって残念な結果なの?」っていつも心の中で思っていました。
悪気がないのはわかる・・・けど。。。
男の子=跡取りという考え方なのかもしれません。でも、妊娠中のママとしては、男でも女でもどちらでも無事に生まれてきてくれればそれでいい。
少なくても筆者は、そんな気持ちでいました。
子供を授かったママの中には、後継者として男の子を産まなければいけないという状況や、どうしても男か女かどちらかがほしいという要望があるママもいます。
でもそれ以外のママ達は、今自分のお腹の中にいる赤ちゃんが、何もなく無事に生まれてくる、ただそれだけを願っています。
声を掛けてくれる方も悪気があるわけではないので、こちらも腹を立ててその人に対して怒ることもしません。
でも、「男の子でよかったね」となんども言われると、なんとなく悲しくなってしまうのは、私だけでしょうか。
少なくても私は「男でも女でも、どちらでもいいので、男の子がよかったと言わないで!」とずっと思っていました。
3人目の息子を妊娠していた時も、「待望の男の子じゃない!」と言われてました。
でも最初から息子が欲しかったわけではなく、子供を授かったら男の子だったというだけなんです。
男の子が欲しいから3人目を作ったわけではなく、私たちは兄妹3人が欲しかったから3人目を作ったのです。
なので「男の子でよかった」という風には思っていませんでした。
産まれたわが子。兄妹構成を聞いてよかったねと言われる
しつこいですが、我が家は、上から、女、女、男の3人の子供がいます。
赤ちゃんは小さい頃は、男女の見分けがあまりつかないので、着ている洋服で判断することが多いです。
上の2人の娘も、生まれたばかりはやっぱり男か女か区別がつかない感じ。そして、やっぱり産まれたばかりの娘は、「男の子かしら?よかったね」とよく言われました。
「男みたいですが、女の子なんですよ」というと、「そうなのね。でも、女の子も可愛いわよね」と言われます。でも「女の子でよかったね」ってほとんど言われませんでした。
そして3人目の長男。
「赤ちゃんは男の子かしら?待望の男の子が生まれてよかったわね」とか「男の子だったの!よくやったね!」とか。
私は3姉妹でもいいかなと思っていたのですが、やっぱり「男が生まれた=よかったこと」のようです。
筆者としては、なんとなく腑に落ちませんでした。
正解はどっち?
筆者は、自分が3人も子供を産むことができると思っていませんでした。
3人とも高齢出産で、少し子宮の病気もしていたので、1人でも授かることができれば幸せと考えていたからです。
でも幸せなことに3人の子宝に恵まれて、今は本当に幸せです。
旦那様とも、性別はどっちがよいかと話したことはあります。
結論は、どっちでもいいから元気な子供が生まれてくれればよいということでした。
実際、男と女、どちらが正解なのでしょうか?
筆者としては、どちらも正解だと思っています。
性別はどちらでもいいので、授かることができた奇跡、そして無事に生まれてくれたことへの感謝。
我が家の正解は、それだけです。
筆者が伝えたかったこと
今回伝えたかったことは、特に世の中が変わってほしいとか、言い方を変えてということではありません。
ただの「ママの独り言」です。
「男の子=よかった」というのは、日本の風習なのかもしれません。でも筆者としては言わないでほしいかった。そしてこの言葉を言われると心が痛くなっていました。
家庭ごとの考え方もあるので、本人が男か女かどちらがほしいか決めている場合以外は、「どちらでもいいから、元気な子を産んでね」と言ってもらえると、筆者だったらうれしいかなと思います。
もちろん声を掛けてくれた方、男の子がいいと言っていた方たちも、女の子が良くないと言ってるわけではなく、悪気があるわけではないこともよくわかっています。
でも、妊娠、出産、育児をしているこの時期、ママ達はかなり精神的にピリピリしていることも事実です。
少なからず、私は娘を妊娠中に「男の子よ」と言われたり、長男を産んで「男でよかったね」という言葉を聞くと、気持ちが落ちてしまいます。筆者としては、3人とも大切なのに・・・と。
いかがでしたか?
これは筆者の体験談であり、すべてのママが思うことではありません。
筆者が地方に住んでいるからかもしれません。
男でも女でも、わが子たちは、私たち夫婦のもとに、元気に産まれてきてくれたことに、心から感謝しています。
大人になって、初めて体験する妊娠、出産ですから、いろいろと思うことも多々ありました。
これから出産するママ、そして周りに妊婦の方がいるという場合は、こういう風に考える人もいるんだなと頭の片隅に置いておいてもらえると嬉しいです。
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