煮えばなを食べる【常夜鍋】
ずっと火にかけたままだから、カラダが温まること間違いなし。豚肉のタンパク質は食べるだけでエネルギーが消費され、ビタミンB1がエネルギー代謝を促し温めにお役立ち。
【材料】(2人分)
ほうれんそう…大1束(300g)
豚バラ薄切り肉…200g
油揚げ…大1枚(80g)
A
水…4カップ
酒…1/2カップ
ポン酢しょうゆ…適量
【作り方】
1ほうれんそうは根元のかたい部分を切り落として十字に切り込みを入れ、長さを半分に切る。豚肉は6~7㎝長さに切る。油揚げは熱湯をかけて油抜きし、あら熱がとれたら水けをしぼって細切りにする。
2土鍋にAを入れ火にかけ、1~2分煮立ててアルコールをとばす。
3豚肉を加えて火を通し、アクを取って油揚げ全量とほうれんそう適量を加え、やわらかくなるまで煮る(ほうれんそうは適量足す)。
4器に取り分け、ポン酢しょうゆにつけて食べる。
しょうがで中から温める【ツナと白菜の 蒸し鍋】
しょうが特有の香り成分は、カラダを温めてくれるもと。血行をよくしたり、新陳代謝を高める作用などでカラダを内側から温めてくれ、ぽかぽか感が持続。消化機能もアップ!
【材料】(2人分)
白菜…1/6株(約400g)
しょうが…20g
ツナ缶(オイル漬け)…小1缶(70g)
A
水…大さじ2
酒…大さじ2
塩…小さじ1/2
七味唐辛子…少々
【作り方】
1白菜はひと口大に切り、しょうがはせん切りにする。
2土鍋に白菜を入れ、ツナを油ごと加える。しょうがを全体に散らし、混ぜたAをふりかける。ふたをしてひと煮立ちさせ、弱火にして20分蒸し煮する。
3器に取り分け、好みで七味唐辛子をふる。
とろみで温め力長続き【トロ~リ凍り豆腐鍋】
とろみには保温効果があるので、鍋にも水溶き片栗粉をプラス。口あたりがよくなり、うまみも閉じ込められ、火を止めても温かさが長持ち!
【材料】(2人分)
木綿豆腐…1丁(300g)
キャベツ…1/4個(300g)
ベーコン…5~6枚
A
水…4カップ
鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ2と1/2
塩…小さじ1/3
ごま油…大さじ1
片栗粉…大さじ2
水…大さじ2
【作り方】
1豆腐はパックごとひと晩以上冷凍しておく。
21をパックごと流水解凍し、豆腐を取り出して1㎝幅に切り、1切れずつ両手ではさんで水けをしぼる。
3キャベツはひと口大に切り、ベーコンは4~5㎝長さに切る。
4鍋にAを合わせてひと煮立ちさせ、2と3を加える。再びひと煮立ちしたらふたをし、弱火にして3分ほど煮る。
5Bをよく混ぜて4に加え、とろみをつける。
発酵 + 辛み でアツアツ!【納豆キムチの韓国風鍋】
納豆、キムチ、みその3つの発酵食品でおなかの調子を整え、キムチの辛さでカラダを芯から温めます。納豆とみそは長く煮込まず、でき上がる少し前に加えて風味を生かしましょう。
【材料】(2人分)
牛こま切れ肉…150g
白菜キムチ…100g
ひきわり納豆…2パック(80g)
にら…1束(100g)
もやし…1袋(250g)
A
しょうゆ…大さじ1
にんにくのすりおろし…小さじ1/2
ごま油…大さじ1/2
みそ
【作り方】
1牛肉は大きければ食べやすく切り、Aをもみ込む。にらは4~5㎝長さに切り、もやしと混ぜ合わせる。キムチはざく切りにする。
2鍋を熱して1の牛肉を入れ、強めの中火で色が変わるまで炒める。キムチを加え、炒め合わせる。
32に水3カップを加え、ひと煮立ちさせてアクをとる。納豆を加えて1~2分煮て、みそ大さじ1と1/2を溶き入れる。
4もやしとにらを加え、火を通す。
【レシピを教えてくれたのは】
小林まさみさん
料理研究家。ていねいで作りやすい家庭料理が人気。義父のまさるさんとともにメディアに多数出演。新刊に『切りおき』(小学館)。
【監修】
松生恒夫先生
東京・立川市の松生クリニック院長で、便秘治療のスペシャリスト。便秘改善を詳細にアドバイスする著書も多く、最新刊は共著の『1日1杯のココアが老けない体をつくる』(宝島社)。
撮影/安井真喜子 スタイリング/浜田恵子 取材・文/三浦良江
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