ものが減ると、人生が豊かになる!
ミニマリストの筆子さん、じつは20代の頃は家中に服や雑貨など、ものがあふれていたそう。20代後半でものを捨て始めてから、人生がめまぐるしく動きだしました。
「今の生活に満足しているなら、無理にものを捨てることはないと思います。でももし現状に不満があるなら、ものを手放してみることがおすすめ。今の暮らしをもっとよい暮らしに変えるのに一番いいのは現状を壊すこと。その先に新しい世界が広がっていると思います」
筆子さん自身、20代後半で会社を辞め、ものを捨てまくり、小さなバッグひとつでカナダへ語学の勉強に。さらにしばらくして妊娠・出産と、人生が大きく動いたと言います。
筆子式「捨てる技術」①:15分で27個捨てる
筆子さんが捨てる生活をはじめてから役にたったのが、アメリカの「フライレディ」というサイト。無料で部屋の片づけ方などを教えてくれる内容で、その中に「15分で27個捨てる」メソッドがありました。「上手な捨て方、後悔しない捨て方を考えていたら、いつまでたっても捨てられない。大切なのは一にも二にも『実際に捨てる』という行動」と筆子さん。この「15分で27個捨てる」を目指しました。
筆子式「捨てる技術」②:つかむ→捨てるのワンツー・アクションで捨てる
「15分で27個捨てる」を叶えるには「考え」てはダメ! 「もったいない」「また使うかも」と思うと捨てにくい。筆子さんはそう思う理由に「ものにさわるから」と分析。「ものに触るうちに人は感情的なつながりを感じ、執着心がわき、捨てにくくなります。だから捨てるときはしげしげと眺めず、再検討もせず、感情も入れず、事務的に捨てる。これに限ります」何も考えずゴミ箱へ!
筆子式「捨てる技術」③:迷ったら、まず必ず捨てられるものから捨てる
「15分で27個捨てる」を実践して、もし手が止まったら、必ず捨てられるものから捨てます。「まずは賞味期限切れのもの。食品、薬、化粧品、割引券など期限切れを見つけたら、即捨てる。次にサンプルや無料のもの。」思い切って捨ててしまえば、経験値が上がり、捨て上手になっていきます!
筆子式「捨てる技術」④:4つの言い訳を考えない
もし今の暮らしを窮屈に感じていたら、自分を苦しくしていた4つの言い訳から解放されてみて。
1週間で家中の8割を捨てる技術はこちらの記事で紹介しています!
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筆子メソッドで「捨てる経験値」を上げれば、今よりものがぐっと減ります。ものが減るとストレスが減り、暮らしもラクになりますよ♪
【教えてくれたのは】
筆子さんブログ「筆子ジャーナル」主宰。カナダ在住。ミニマリストとしての暮らしをつづる「筆子ジャーナル」が大人気。著書に『1週間で8割り捨てる技術』、『それって必要?』(ともにKADOKAWA)。
取材・文/BEAM(前中葉子、絵出智里) 撮影/合田和弘
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