下ごしらえで農薬を落とす方法★果物編

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 下ごしらえで農薬を落とす方法★果物編

2019.05.14

日本の農薬使用量は世界一だとOECD(経済協力開発機構)に言われていた時期もありました。
子供たちも大好きなフルーツ、安全に食べたいですよね。
家庭で出来る農薬の落とし方をご紹介します。

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いちご

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病害虫に弱いため、農薬の使用が多いうえに表面がデコボコしているので農薬や残留しやすい果物です。
ヘタは取らずに流水に5分ほどつけます、その後5回ほどふり洗いすれば表面の農薬やダイオキシンを減らせます。
洗い終わってからヘタを取るようにして下さい!切り口から農薬が吸収されるのを防ぎます。

バナナ

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バナナの農薬は、皮と軸の頭から1cmほどに集中していますので、皮を剥いたら上の部分1cmほどは切り落として下さい。
バナナは腐るのを防ぐために、収穫後に防腐剤や防カビ剤などを使用します。
先端1cmより下にはしみこみません。

りんご

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りんごはスポンジを使い、流水で30秒くらいこすり洗いします。
子供にりんごうさぎを作ってあげたいところですが、皮と表皮下層(皮の下)には落としきれなかった農薬が付着しているので、むくようにして下さい。
切り分けたりんごを塩水につけると、褐色を防ぐだけでなく、万一果肉までしみ込んだ農薬があっても塩水が引き出してくれるので安心です。

レモン

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防カビ剤・へた落ち防止剤が使われていることが多いです。
スポンジを使い、流水でこすり洗いしたあとで皮を剥いてから使用してください。
レモンティーや水にレモンを浮かべる際は、入れっぱなしにせず、香りをつけたらすぐに引き上げてください。時間が長くなるほど、防カビ剤が溶け出します。

みかん

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農薬を使って栽培されることが多いですが、皮を除去すればOKです!
子供に皮ごと渡すときは、ティッシュペーパーなどにアルコールを含ませて表面を拭き取ってください。

ぶどう

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ぶどうの皮に農薬やダイオキシン汚染の不安がありますので、出来るだけ口に皮が触れないようにして下さい。
ボウルに水を流しながら10分くらいつけておき、そのあと5回くらいふり洗いをします。

子供は皮ごと口に入れてしまう事が多いので、注意しましょう!

メロン

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メロンは農薬を多量に使用すると、育ちません。また、温室やビニールハウス栽培が多いためダイオキシン汚染の心配もあまりない果物です。
食べるときに、表皮下(皮の下の部分)まで食べないように気をつければOKです!

さくらんぼ

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水を流しながら10分くらいつけておきます。それから5回ほどふり洗いをして下さい。
表皮下まで浸透した農薬は防ぎようがありませんので、回数多く食べることは勧められません。

ナシ

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殺虫剤をかなり使う果物です。殺虫剤は脂肪に溶けるため、表皮下まで浸透しています。
スポンジを使い、流水でこすり洗いをしたあと、皮を厚めにむいてください。
果皮と果肉のあいだに酸味があるため、厚くむくと甘味がより一層感じられて一石二鳥です。

野菜や果物は、旬のものほど適した環境のもとで育てることが出来るので、農薬の使用頻度も少なくなります。
季節に合った旬の食べ物を選ぶようにしたいですね!

参考資料:OECDホームページ
    :「家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法」 著者 増尾 清
    :「[最新版]家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法」 著者 増尾 清
    :「図解でよくわかる農薬のきほん」 著者 寺岡 徹

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