【小1プロブレム・小1の壁って?】こんなはずじゃなかった!入学早々こんな悲劇に!

家族・人間関係

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2019.04.22

小1プロブレムに小1の壁…… 皆さん、一度くらいは耳にしていませんか。でも、

「小1プロブレムってどういうこと?」
「小1の壁とか言われるけど、なんのこと?」


実はよくわからないというママの声も多いようです。今回の記事では、小1の壁や小1プロブレムについてと家庭でできるフォローを紹介します。

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小1プロブレム・小1の壁とは

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小1プロブレムは「集団行動が取れない、授業中に座っていられない、話を聞かないなどの状態が数ヶ月継続する状態」と東京都教育委員会で定義されています。小学校と幼稚園・保育園の差が大きいことや、コミュニケーション不足の子どもが多いなど、要因は複数あると言われています。最近は幼保(幼稚園・保育園)と小学校が連携し、小1プロブレムの問題改善に当たっているので、親が極度に心配する必要はないと思います。

小1の壁は、ふたつの意味でよく使われます。ひとつは共働きでこれまで保育園で子どもを預かってもらっていた場合、学童にいれたもののお迎え時間に間に合わない、いわゆる「保育園卒園したら預け先がない」環境に対する問題ですね。

もうひとつは、小1プロブレムを含めて、1年生の子ども・その親が不安に思ったり悩んだりすること全般を意味します。

プロブレムや壁という言葉を聞くと、何やら「大きな問題があるぞ」と身構えてしまいがちです。結論から言えば大抵のことは数ヶ月の間におさまります。「学校になじむ」は要するに「学校に慣れる」ことですから、結局、時間が解決してくれることがほとんどです。預け先の問題については、また別の機会に触れるとして、今回はいわゆる「小学校入学当初の不安」にフォーカスして、家庭でできるサポートを紹介します。

小学校1年生「家庭でできるサポート」3つ

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家庭でちょっとしたサポートをしてあげると、子どもたちの不安もグッと減ることがあります。先輩ママとして、私の体験から「こんなことをしてあげると、少しラクになるかも!」というプチ・アドバイスを3つにまとめました。

①明日の準備を親子で行う
②子どものお喋りに耳を傾ける
③親の焦りは禁物!これまで通りに過ごす

①明日の準備を親子で行う

ランドセルをあけて、お手紙を出したり、明日の時間割を見て教科書やノートを揃える、体操服を用意するといったことを親子で一緒に行いましょう。一緒にすることで、まず忘れ物をしなくなります。慣れないうちは教科書を忘れたり、持ってくるべきノートがなかったりするだけで子どもは先生に言えなかったり、言っても「忘れたの?」で終わったりして戸惑うことも。

明日の準備をしながら、ノートを開いてみれば子どもが何を勉強したかもわかります。自分で自分のことをする、自立の第一歩として、最初は親子で一緒に、だんだんとひとりで出来るように導いていけるといいですね。

②子どものお喋りに耳を傾ける

夕飯やお風呂の時間など、子どもの話を聞いてあげる時間を作りましょう。
①の親子で準備をするも「自然と学校のことを話せる」良いチャンスになります。ママやパパが「今日は何やったの? どうだった?」といきなり聞いても子どもが答えない場合もよくありますが、教科書を揃えながら「明日は算数だね、教科書使った?」と具体的に聞けば、子どもも答えやすいですし、そこから話も広がります。

そして、子どもが話し出したら、ついつい途中で「それで先生はなんだって?」「え、誰がケンカしたの?」など口をはさみたくなりますが、なるべく子どもが話したいことを話したいだけ、しゃべらせてあげましょう。話すことで気持ちの整理がついて安心します。小さな不満やストレスに感じていることも、誰かに話せばスッキリするのは子どもも大人も一緒です。

せっかく話をしている時に、親が聞きたいことを先走りすぎて遮ってしまうと、子どもの話がピタリと止まってしまうのはよくあります。「そっか〜、それで?」「すごいねぇ」「大変だったね」と短いあいづちをはさみながら、話の流れを止めずに聞いてあげられるといいですね。

③親の焦りは禁物!これまで通りに過ごす

「友だちの名前を聞いても出てこない、まだ誰とも仲良くなってないみたい」
「集団登校だけど、大きい子たちが早く歩いていて、ついていけない」
「夕方テレビを見ながら寝てしまった、よほど学校に疲れているのだろうか」
「落ち着きがないタイプだから、ちゃんと先生の話を聞いているのか不安」

…と、子どもの様子を見ながら親の不安が増すのもよくあることです。でも、新しい環境に誰よりも不安で焦っているのは子ども自身です。親が不安そうな顔をしていたら、子どもはもっと不安になってしまいます。なるべく、これまでと変わらず、普段通りに過ごしましょう。小学校のペースに慣れて、それが本当の「普段の生活」になるまで、親もドンと構えていきたいですね。

もし、明らかに学校になじめずに問題を抱えているようなら、学校からも連絡がきます。子どもの様子がかなりおかしい、あるいは保育園・幼稚園の頃から集団行動になじめずに指摘を受けているようなら、先生との面談をお願いして、一度きちんと状況を聞いてみるのも方法のひとつです。

子どもはやがて小学校生活になじむから大丈夫

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積極的な子もいれば、人見知りもいるし、恥ずかしがり屋さんもいれば、行動的な子もいます。性格によっては、学校になじむまで時間がかかることもあるでしょう。

それでも、1ヶ月、2ヶ月と過ぎていくうちに、どんどんと子どもは学校生活になじんでいきます。慣れすぎて宿題もほったらかしでゲームをしたり、ゴロゴロしてたりで「あの緊張感はなんだったの!?」と逆にイラっとするのもよくある話。

私たち大人でも「今日は新しいクライアントと初打ち合わせ」となれば、通勤前からちょっと緊張したりしませんか? 「今日から歯医者さんに行く」なんて時だって、初回はアレコレ心配になったりしませんか? 誰でも新しい環境に入る時は多かれ少なかれ、不安を持つのが普通なんですから。過敏になりすぎないで下さいね。

最初の1~2ヶ月は長く感じるでしょうけれど、過ぎてしまえばあっという間です。壁やプロブレムなんて言葉に振り回されず、どーんと構えていきましょう!

出典:東京都教育ビジョン(東京都教育委員会)

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母です。長男は社会人、次男は中学生。DTP会社勤務から、今はフリーで、子育て・料理・ライフスタイル全般の記事を執筆中。飲めば壮快、読めばご機嫌。本とお酒があればよし! 

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