他人の不倫話などを異常に批判する人には注意が必要。「正義の執行」中毒に陥っているのかもしれません
有名人が不倫した。
コンビニの店員の態度が悪かった。
震災直後なのに、お祭りをキャンセルしなかった地域がある。
レストランがベビーカーでの入店を断った。
日々ありとあらゆることが取り上げられ、インターネット上で厳しい批判が繰り広げられています。自分にとって直接関係のない案件であるにもかかわらず、貴重な時間を費やし、徹底的に人を叩くということが行われています。
あたかも、「正義の執行」中毒に陥っているかのようです。
インターネット上では、リアル社会と比べて自分の意見に賛同してくれる人が多く、それが快感になっているのだと思われます。
自分の意見に、不特定多数の人たちが「そうだ、そうだ。よく言った」と褒めてくれるものだから、その快感を得たくて、次から次へと批判対象を探してしまうのでしょう。
あなたがそのターゲットにされないために、そういう人には深入りしないほうがいいでしょう。
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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。
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