まずは、すいかの【栄養、効能】をおさらい
■カリウム
・利尿作用
・体内の余分な塩分を排出
・高血圧対策
■アルギニン
・利尿作用
・体内の余分な塩分を排出
・高血圧対策
■シトルリン
・利尿作用
・血管を広げ末端の毛細血管まで血流をよくする
■リコピン
・抗酸化作用
・美肌、美白効果
・アンチエイジング効果
■ビタミンC
・抗酸化作用
・美肌、美白効果
・アンチエイジング効果
■β―カロテン
・抗酸化作用
・美肌、美白効果
・アンチエイジング効果
すいかは塩をふると“食べるスポーツドリンク”に!脂肪を含む食材と合わせるとリコピンの吸収がアップ!
【塩をふると食べるスポーツドリンク】
すいかは水分が90%と豊富なうえ、糖分やカリウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれています。そのため、微量の塩分をかけることで、スポーツドリンクと同じような効果が期待できるそう。
昔から、すいかに塩をふるのは定番の食べ方ですが、健康的にもよいことだったんですね!
【美肌におすすめの食べ方】
すいかに多く含まれるリコピンは脂溶性なので、油で調理したり、脂肪を含む食材と一緒に食べると吸収がアップします。
・スイカ入りのサラダを油を含むドレッシングをかけて食べる。
・ヨーグルトなどの乳製品と一緒に食べる。
【皮にも栄養がたっぷり】
さらに、栄養があるのは果肉だけではないんです。
すいかの皮には、果肉の2倍のシトルリンが含まれています。
シトルリンはウリ科の植物に多く含まれていて、血流をよくしたりする効果が。
・皮は外側の緑色の部分を除き、適当な大きさに切って塩もみやぬか漬け、サラダにする。
・同じく緑の部分を除いて、ほかのフルーツや野菜とミキサーにかけて、ジュースやスムージにしたりする。
こうすることで、栄養を無駄なくいただくことができますよ!
おいしいすいかの選び方、旬の時期も紹介します
【音】
叩いたときに、ボンボン、と澄んだ音が響くものは完熟している。ポンポン、と高い音がするものは未熟
【つる】
つるが緑色で、つけ根の部分が少しくぼみ、その周りが盛り上がっているもの
【模様】
しま模様がはっきりとしているもの。さわったときに、模様に凹凸が感じられるもの
【出回る時期】
すいかが多く出回るのは、6月〜8月頃です。
【選び方】
すいかは収穫したら追熟しないので、購入する時点で完熟したものを選び、新鮮なうちに食べるようにしましょう。
【おすすめの切り方】
また、すいかは中心部がもっとも甘いので、食べるさいは、甘い部分が均等にいきわたるよう、放射線状にカットするといいですよ。
【1日の目安】
1日に200gと推奨されています。
切り方にもよりますが、大きいと1切れ、小さいと2切れくらいを目安
【食べるタイミング】
寝ている間に体の水分が不足するので、1日の活動が始まる朝に食べるのがオススメです。
すいかは、まさに暑い夏にぴったりのフルーツ。今年の夏は、すいかの食べ方にもひと工夫してみたいものですね。
監修/吉沼弓美子(管理栄養士)
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