まずは、マンゴーの【栄養、効能】をおさらい
■ビタミンC
・抗酸化作用
・美肌、美白効果
・アンチエイジング効果
■β―カロテン
・抗酸化作用
・美肌、美白効果
・アンチエイジング効果
■ビタミンA
・抗酸化作用
・美肌、美白効果
・アンチエイジング効果
■葉酸
・貧血予防
マンゴーってこんな果物
マンゴーは、東南アジア原産のウルシ科の果物で、日本での栽培は1970年頃に始まったと言われています。
【産地】
現在ではハウス栽培が導入され、沖縄県、鹿児島県、宮崎県を中心に出荷量を伸ばしています。それに伴って、マンゴーは国内でも身近なフルーツになってきました。
【種類】
マンゴーは、世界で1000種類以上の品種がありますが、国産のマンゴーのほとんどは、一般的に「アップルマンゴー」と呼ばれる「アーウィン種」。果皮が赤く、濃厚な甘みが特徴です。
【旬】
国産が多く出回るのは、5月から7月にかけてです。
【外国産】
このほか、黄色くて平たい形の「フィリピンマンゴー」や「タイマンゴー」、冬に出回るアップルマンゴーと同じ種類の「ブラジルマンゴー」など、外国産のマンゴーも出回っています。
マンゴーを購入するさいは、以下のことに気をつけて選ぶとよいでしょう。
【皮】色つやがよくハリがあり、傷がないもの
【香り】甘い香りがするもの
【重み】ずっしりと重みがあるもの
ただし、マンゴーはウルシ科の果物なので、汁に触れるとかゆみやかぶれなど、アレルギー症状が出ることがあります。初めて食べるさいは、十分な注意が必要です。
マンゴーは冷凍してから食べるのがおすすめ!ドライマンゴーはヨーグルトに漬けるとまるで生マンゴーに!
【食べ方】
マンゴーは、熟していないものは常温で追熟させます。
果皮につやが出て、ベトベトしてきたら食べごろです。
完熟したものはラップに包んで冷蔵庫の野菜室で冷やします。日持ちしないので、早めに食べ切りましょう。
【冷凍する】
マンゴーは、冷凍してから食べるのがおすすめ。
冷凍することで、細胞膜が破壊され、成分が体に吸収されやすくなります。
・皮と種を除き、食べやすい大きさに切ってから冷凍し、半解凍して食べれば、シャーベットみたいでおいしいですよ。
【酢と一緒に食べる】
また、マンゴーにはゼアキサチンも含まれています。
ゼアキサチンは、網膜の細胞を守っている成分で、加齢や喫煙、紫外線を浴びることなどで減少しますが、体内で作ることができないため、食事からの摂取が必要です。ゼアキサチンは、酢と一緒に食べると、腸での吸収がよくなります。
・酢入りドレッシングのフルーツサラダなどにして食べましょう。
【ドライフルーツ】
「そうは言っても、生のマンゴーはいい値段で手が出ない…」という方にもぜひ食べてもらいたいのが、ドライマンゴー!
ドライマンゴーは、手軽に食べられるうえ、栄養も生のマンゴーとほとんど変わりません。
【ドライフルーツのおすすめの食べ方】
おすすめの食べ方は、ヨーグルト漬け。
作り方はとても簡単で、ドライマンゴーを、無糖のヨーグルトに一晩漬けておくだけ。マンゴーがヨーグルトの水分をほどよく吸収し、まるで生マンゴーのようなジューシーな味わいに!
マンゴーに含まれるビタミンKはカルシウムの吸収を助ける働きがあるため、栄養的にも乳製品との相性がとてもいいんですよ。
マンゴーはおいしくて、栄養もたっぷり。今回紹介したおすすめの食べ方も、ぜひ試してみてください。
監修/吉沼弓美子(管理栄養士)
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