ゴーヤの苦みは消化吸収を助けて、食欲不振を解消してくれる!
【ゴーヤの栄養】
独特な苦みのもとは、モモルデシンという成分。胃液の分泌を促して消化吸収を助け、食欲不振の解消にも役立つといわれています。また、抗酸化作用があり、美肌やアンチエイジング効果が期待されるビタミンCも豊富。ゴーヤに含まれるビタミンCは、加熱によっても壊れにくいのが特徴です。このほか、抗酸化作用があり、目の健康を守ったり、皮膚や粘膜を正常に保つ働きのあるβカロテンや、貧血予防に効果的な鉄分も含まれています。豊富なビタミンCには、鉄分の吸収を助ける効果もあります。
さらに、高血圧予防やイライラを静める作用のあるカルシウム、利尿作用や体内の塩分バランスを整える働きのあるカリウムも含有。カルシウムは、牛乳の14倍も含まれているといわれています。
ゴーヤ磯辺揚げ
ころもに青のりを入れて、香ばしく仕上げました。大きめに切ると、外はサクッ、中はジューシー!
【材料】(作りやすい分量、約4人分)
ゴーヤ…2本
A
小麦粉…大さじ2と1/2
片栗粉…大さじ1
水…大さじ2
青のり…大さじ1/2
塩…小さじ1/2
揚げ油、塩(好みで)
【作り方】
①ゴーヤは縦半分に切り、4等分に切る。
②混ぜ合わせたAのころもをからませ、200度に熱した揚げ油適量でカラリと揚げ、好みで塩適量を添える。
<Vege POINT>
ワタに苦みはないので、やわらかい食感が残るくらいでもOK。
ゴーヤの香味マリネ
【材料と作り方】(作りやすい分量、約4人分)
①ゴーヤ1本は縦半分に切り、薄切りにして塩小さじ1をなじませ、しんなりしたら水けをしぼる。
②みょうが2個は小口切り、青じそ5枚はせん切りにし、①とともに白バルサミコ酢(または白ワインビネガー)大さじ1、ごま油大さじ1/2であえる。
ゴーヤとあさりのボンゴレ
あさりの口が開くまで蒸し煮して、ゴーヤに香りや味をよく含ませます。
【材料】(2人分)
ゴーヤ…1本
あさり…200g
アンチョビ…1枚
にんにく…1/2片
オリーブオイル、酒、塩
【作り方】
①ゴーヤは0.8mm厚さの輪切りに、アンチョビとにんにくはみじん切りにする。
②フライパンにオリーブオイル大さじ3、アンチョビ、にんにくを弱火で熱し、香りが立ったらあさりとゴーヤを加え、強火で炒め合わせる。全体に油が回ったら酒1/2カップを加えてふたをし、あさりの口が開いたら塩小さじ1/4で調味する。
ゴーヤの梅おかかあえ
【材料】(作りやすい分量)
ゴーヤ…2本
A
梅ペースト…大さじ2
みりん…大さじ1
削り節…大さじ3
ごま油…小さじ1
塩…小さじ1/4
塩
【作り方】
①ゴーヤは縦半分に切って5mm幅の薄切りにし、塩大さじ1/2をふって15分ほどおく。
②ボウルにAを入れ、よく混ぜる。
③たっぷりの湯で①をさっとゆで、水けをきる。温かいうちに②に加えてあえ、保存容器に入れてあら熱をとる。
<Vege POINT>
ゴーヤはあらかじめ塩でもむと青臭みが抜け、味がなじみやすくなる。
ゴーヤの梅おかかあえのアレンジ ゴーヤの肉巻きロール
【材料と作り方】(2人分)
たっぷりの湯でゆでて冷水にとった豚ロースしゃぶしゃぶ用肉4枚を広げ、1枚につき「ゴーヤの梅おかかあえ」を2個ほどのせ、手前から巻く。好みのスプラウト適量を敷いた皿に盛り、ポン酢しょうゆ小さじ1をかける。
教えてくれたのは、「MOMOE」主宰 稲垣晴代さん
1977年、愛知県生まれ。調理師学校卒業後、飲食店での勤務を経て、独立。ケータリングユニット「MOMOE」の活動を中心に、雑誌や書籍でもレシピを発信。著書に『MOMOEの作りおき』(宝島社)など。小学生女子の母でもある。 http://momoegohan.com
vol.1見た目に涼しいきゅうりレシピ
vol.2新感覚のトマトレシピ
vol.3夏バテ知らずのなすレシピ
vol.4エスニック風なオクラレシピ
vol.6無限に食べられるピーマンレシピ
vol.7粘りが元気になるつるむらさきレシピ
vol.8暑い日にこそ食べたい冬瓜レシピ
vol.9夏野菜のディップ
暑い夏は、ゴーヤで食欲増進! ほどよい苦みを味わうレシピを、毎日のおかずにぜひ一品加えてみては?
栄養監修/吉沼弓美子(管理栄養士)
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