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【カビ博士に聞いた】梅雨時のキッチンは「カビ」にとっての楽園!発生&繁殖を防ぐ方法を教わりました!

saitaPULS編集部

これから梅雨の季節を迎える日本列島。家の中のカビに頭を悩ませている人も多いのでは? 特に食べ物を扱うキッチンでカビが発生したら大変です。そこで、カビとの付き合い方について、カビ研究の第一人者である川上博士に解説してもらいました。本格的な梅雨に入る前に、キッチンまわりのカビについて正しい知識をつけてみませんか。

じめじめした日本の梅雨は、カビにとって最高の環境!

出典:www.photo-ac.com

一年を通して湿度の高い日本。特に、梅雨から夏場にかけての時期は、湿度・温度ともに高くなります。環境生物学の専門家で、住宅におけるカビ研究の第一人者である川上裕司農学博士は、「カビが発生する条件は、湿度が高く(80%R.H.以上)、養分が豊富なこと」といいます。家の中でも特にキッチンは、調理の際に湿気や熱が発生し、食品素材から出る養分も豊富に存在するなど、常にカビ発生のリスクが高いのだそう。

そのため「キッチンまわりは特に注意を払わなければならない」と川上博士は警鐘を鳴らします。食べ物を扱うキッチンをカビから守り、衛生的に保つことは、家族の健康を維持するために重要なミッションですよね。

カビの発生、どうやって防げばいいの?

出典:cleanup.jp
エフシージー総合研究所 取締役(暮らしの科学部部長)川上裕司農学博士

それでは、どのようにカビ発生を防げばいいのか、川上博士に聞いてみました。博士は、「カビの発生原因で大きいのはまず湿度。80%を超えると繁殖のスピードを加速させる」と言います。住宅の気密性が高くなっている分、換気を意識して風通しをよくするのが基本的なカビ対策となるようです。

カビを繁殖させない工夫って?

出典:www.photo-ac.com

その次に大切なことは、カビを繁殖させない工夫です。キッチンまわりからカビを完全に排除することはできません。川上博士は「そもそも、醤油やみそなどの食品発酵に有益な麹菌などもカビの一種であり、生鮮野菜や果実にも必ずカビの胞子は付いているので、発芽して繁殖しないようにすることがポイント」と、話します。

ナス・キュウリ・トマトなどは買ってきたら収納する前に洗って汚れを取り除いておくことが大事。また、調理する際に、食材や調味料が飛び散ったりしたときには、気付いた時点で拭き取っておくという日常的な掃除がとても大切なんだそう。

キッチンの中でも、流し台の下は要注意!

出典:cleanup.jp
奥が見えにくい引き出し式(左)と、見えやすい開き扉式(右)

「目に見える部分はサッと掃除ができるので、少し意識すればカビ対策になるが、怖いのはキッチンの『見えない部分』」と川上博士は言います。

「流し台の下は昔からカビの発生が多い場所。昔は開き扉式で、調味料のボトルなどを直接置いていたのでカビが発生しやすかったが、扉を開ければ被害を見つけやすい面もありました。今は引出し式が多いので、収納部分だけ気を取られていて、その奥のキャビネットがどうなっているか見えにくくなっています」と話します。

キャビネット自体は食材が入り込みにくい場所ですが、万が一入ってしまった場合は気が付きにくく、掃除もしにくいので、いつの間にかカビが生えてしまう恐れがあります。

「掃除がしにくい場所では、どのような素材でキッチンが作られているか知っておいた方がいい」と川上博士は話します。

ステンレス製VS木製、カビに強いのはどっち?

出典:cleanup.jp
クリナップが昨年9月に発売したシステムキッチン「ステディア」は、カビだけではなく、サビ、水・油汚れ、熱にも強い「ステンレスエコキャビネット」を標準装備。

国産メーカーのキッチンキャビネットは木製がほとんどですが、ステンレスでつくられているキッチンもあるんですよ。クリナップ株式会社が、ステンレスVS木材で素材の違いにおけるカビの発育状況を比較した実験を行ったところ、ステンレスと比べて木材は試験菌液が染みこみやすく、菌糸が木材内部へ侵入しやすいことが示唆されました。(クリナップ株式会社調べ)。

ステンレスなら万が一カビが発生しても拭き取れるところもポイントです。日常的な換気と拭き掃除に加えて、キッチンをリフォームする機会などがあれば、キャビネットの素材にこだわってみるのもおすすめですよ。

カビのはえたキッチンで料理をすることのないように、キッチンは清潔に保ちたいですね。

①換気をよくすること。②料理中の汚れはすぐに拭き取ること。③キャビネットシンクの奥に注意すること。これらに気を付けながら、カビを寄せ付けないキッチンづくりをしてみませんか。

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