「油とホコリの毛布」を一掃して機能回復
「家電はみんな、少なからず熱を出しています。冷蔵庫は、背面、天面、側面にホコリがたまっていると放熱がうまくいかず、効きが悪くなったり、故障の原因になることがあります」とは住宅・家事ライターの藤原千秋さん。特に、普段見えない冷蔵庫の天面は、ホコリとキッチンの油煙でベタベタ! この“厚い毛布”を一掃することで運転効率をアップさせましょう。
ホコリがたまりやすい天面と床上の隙間を拭く
冷蔵庫の中身の掃除と同様に、ホコリがたまりやすい天面と床上の隙間など、冷蔵庫まわりの掃除は省エネにつながります。
「天面には、ホコリと油煙が合わさったベタベタ汚れがこびりついています。重曹水で落としましょう。前面の下についているグリルもはずして、床上の隙間をかき出してみて。大量のホコリがでてきますよ」と語るNPO法人 日本ハウスクリーニング協会の高橋敬子さん。今回は高橋さんに、冷蔵庫の天面と床上の隙間の掃除方法を伺いました。
用意するもの
マイクロファイバークロスを使った隙間用クロスと重曹水の作り方を次に説明します。
隙間用クロスの作り方
割り箸のような細長くてかたいものにかぶせると、芯ができ、隙間の掃除に便利。マイクロファイバークロスがない場合はぞうきんで代用を。
重曹水の作り方
200mlの水に小さじ2の重曹を加えて5%濃度に。家中の掃除に使えるので、スプレーボトルに作っておくと便利。
掃除スタート!
以上で完了! 最後に、サイドの隙間にハンディモップなどを差し込んで掃除するのも忘れずに。ハンディモップがなければ、「針金ハンガーにストッキングをかぶせたものでもホコリがよく取れますよ」(高橋さん)
「油とホコリの毛布」が出来上がってしまうくらいに掃除をし忘れてしまう場所ではありますが、約10分で終わる作業なので、お掃除ルーティーンに追加したいですね。冷蔵庫の機能も効率アップして省エネにもつながると考えると、掃除のモチベーションも上がりますよね。
監修/高橋敬子さん(NPO法人 日本ハウスクリーニング協会)
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