冷蔵庫天面の「油とホコリの毛布」を一掃!運動効率がアップする省エネ掃除テク【掃除のプロ監修】

家のこと

2019.06.27

冷蔵庫の中の掃除をすると省エネにつながりますが、中身を一度出す必要があるので、食材が傷みやすい夏場はあまりおすすめできません。夏に向き合いたいのは、意外と忘れてしまいがちな冷蔵庫の天面と床上の掃除です。この部分を掃除することで冷蔵庫の放熱がうまくいくようになるので、省エネ効果が期待できます。NPO法人 日本ハウスクリーニング協会の高橋敬子さんに教えてもらいました。

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「油とホコリの毛布」を一掃して機能回復

出典:pixabay.com

「家電はみんな、少なからず熱を出しています。冷蔵庫は、背面、天面、側面にホコリがたまっていると放熱がうまくいかず、効きが悪くなったり、故障の原因になることがあります」とは住宅・家事ライターの藤原千秋さん。特に、普段見えない冷蔵庫の天面は、ホコリとキッチンの油煙でベタベタ! この“厚い毛布”を一掃することで運転効率をアップさせましょう。

ホコリがたまりやすい天面と床上の隙間を拭く

冷蔵庫の中身の掃除と同様に、ホコリがたまりやすい天面と床上の隙間など、冷蔵庫まわりの掃除は省エネにつながります。
「天面には、ホコリと油煙が合わさったベタベタ汚れがこびりついています。重曹水で落としましょう。前面の下についているグリルもはずして、床上の隙間をかき出してみて。大量のホコリがでてきますよ」と語るNPO法人 日本ハウスクリーニング協会の高橋敬子さん。今回は高橋さんに、冷蔵庫の天面と床上の隙間の掃除方法を伺いました。

用意するもの

重曹

スポンジ

ぞうきん

サッシ用ブラシ

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスを使った隙間用クロスと重曹水の作り方を次に説明します。

隙間用クロスの作り方

割り箸のような細長くてかたいものにかぶせると、芯ができ、隙間の掃除に便利。マイクロファイバークロスがない場合はぞうきんで代用を。

重曹水の作り方

200mlの水に小さじ2の重曹を加えて5%濃度に。家中の掃除に使えるので、スプレーボトルに作っておくと便利。

掃除スタート!

1. 天面に重曹水を吹きつける
重曹水を天面全体に吹きつけ、汚れを浮かせる

2. スポンジでこする
重曹水を汚れになじませながら、スポンジでこする。

3. 水拭きする
しぼったぞうきんで、汚れを拭き取る。こびりついた油もすっきり。

4. 前面グリルをはずす
前面の下についているグリルの両端を持ち、手前に引いてはずす。

5. サッシ用ブラシでホコリをかき出す
床上にわずかな隙間が出現。ホコリをサッシ用ブラシでかき出す。量が多ければ掃除機で吸い取って。

6. クロスに重曹水を吹きつける
割り箸にかぶせたマイクロファイバークロスに重曹水を吹きつける。

7. 冷蔵庫下に差し込んで拭く
隙間に差し込み、床を拭く。

以上で完了! 最後に、サイドの隙間にハンディモップなどを差し込んで掃除するのも忘れずに。ハンディモップがなければ、「針金ハンガーにストッキングをかぶせたものでもホコリがよく取れますよ」(高橋さん)

「油とホコリの毛布」が出来上がってしまうくらいに掃除をし忘れてしまう場所ではありますが、約10分で終わる作業なので、お掃除ルーティーンに追加したいですね。冷蔵庫の機能も効率アップして省エネにもつながると考えると、掃除のモチベーションも上がりますよね。

監修/高橋敬子さん(NPO法人 日本ハウスクリーニング協会)

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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