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料理のお手伝いはコミュニケーション力!学習能力の基礎作りに!【食育キッズトレーナーに学ぶvol.4】

saitaPULS編集部

親子で料理をすると頭が良くなる? 算数や国語の力がつくって本当? この答えを、(社)日本キッズ食育協会理事であり、キッズ食育トレーナーの爲我井先生が教えてくれました。

親子で簡単な調理を体験する、ちょっとしたお手伝いをしてもらうことで、お子さんの「学習能力の土台作り」ができるそうです。ぜひ、ご家庭でも参考にして下さい。

算数「計量で数字の概念を理解」

計量する=計ることは算数にもつながる学び

3〜4歳から小学校入学前くらいのお子さんにとって、算数の基本となるのが「数」です。

数を数えられることと、数を理解していることは、ちょっと違うんですね。幼稚園でも、1から100までスラスラ言える子はいます。でも大切なのは〝1は1〟であり〝3は1と2にわけられる〟といったような数の概念がわかることです」

「料理をしていると、調味料を軽量をしますよね。スプーン1杯の砂糖をすり切りにして、半分を戻すと、スプーン1/2杯です。お子さんはスプーンから半分の砂糖をなくすことで、視覚的にも1/2になった、とわかります」

「きちんと数の概念として、1を半分こにする、それが1/2と頭の中で理解して残ること、これが数字を理解することにつながります。1/2が理解できるということは、分数を理解することにもつながっているんですよ、実はけっこう難しいことも、自分で体験しているからこそ、実感して理解できるんです」

これは家庭でも簡単にできることだと先生が例を出してくれました。

「おかずを半分に分ける、ケーキを4人分に切り分ける、唐揚げをパパに5個、ママは4個と子どもと一緒に数えてお皿に盛り付けるだけでも、子どもは目で見て、数字の感覚をつかみます」

1から100まで暗唱できることも素晴らしいですが、1と2は違う、数字の本質的な意味を「感じる」ことが小さいうちには大切なんですね。それが算数の基本の基本、土台となる部分です。

国語「言葉とコミュニケーションを学ぶ」

「いただきます」言葉の意味を理解するのも国語の学び

「日本語は実はなかなか難しいんですよ。〝入れたい具〟〝入れた具〟1文字だけでまるで意味が違いますよね。「サラダに入れたものは?」「トマトだよ!」「サラダに入れたいものは?」「えーと、何がいいかな」と親子で話すこと、1文字の違いで、意味が全く変わってしまうことを実感します。自分が伝えたいことをきちんと相手に理解してもらうための言葉の選び方、使い方を自然と学んでいきます」

もちろん、これは調理や食事をしている時でなくても、普段の会話でも子どもが日々学んでいることです。でも先生はこんなことも話してくれました。

「親子で会話をたくさんしているつもりで、意外といつも同じことの繰り返し、話題だったりもしませんか。料理をするという体験で、会話の幅が広がります」

「料理をするには、教室なら先生、おうちならママやパパの言うことをまずよく聞いて、何をするか理解することが必要です。聞く力はコミュニケーション能力として重要であり、それは国語の力にも繋がります」

聞く力は国語だけでなく、何かを学ぶとき、すべての授業で必要なことです。

社会「料理をきっかけに地図に親しむ」

教室で配布されるプリント 家庭でもマネできるヒントがいっぱい!

「お教室でカレーを作ると、もともとはインドの料理なんだよ、インドってどこだろうね? そう言って世界地図を見てみます。ほら、教室には世界地図や日本地図が貼ってありますよね? 食育の場面では、どんなことも学びに繋がるんです」

例えば、りんご1個でも、産地が青森なら日本地図で青森県の場所を見る。青森の名産品は他にあるかな、何が有名なのかな、と一緒に調べてみてもいいかもしれません。地理や都道府県の特徴(産業・名産など)は小学校高学年から中学にかけて、多くの子どもが暗記するのに苦労します。

小さいうちから、当たり前に地図を見て、場所を確認する習慣を持つ子は苦手意識を持ちません。幼いうちに、慣れ親しんでおくことが大切なんですね。

小さな学びの体験が「知識」になる

教室ではご挨拶までしっかりと!学びの場はどこにでもある

家庭でも、少し意識すれば、さらに学びを発展させていくことができます。

図鑑があれば、りんごを調べてみることもできるでしょう。植物図鑑を見ることは、理科の勉強にもなります。「りんごは木になるの? りんごの木にはどんな花が咲くの?」ママやパパが一緒に図鑑を広げることで、興味を持ち、疑問が生まれ、調べて答えを探そうとするでしょう。

これはまさに今、小学校で盛んに取り入れられている「調べ学習」の基本です。

料理や食事をする体験を通じて、小さな学びを積み重ねていくことで、それはやがて学校で学ぶことと結びついて「知識」になる。頭が良い子は、必ずしも成績が良い子だけをいうのではなく、知識が豊富で好奇心があり、理解力とコミュニケーション能力が高いことも含まれます。

キッチンで親子一緒に調理し、みんなで食事をすること、当たり前のようにしている生活の一場面が実は学びの宝庫なのです。

教えてくれたのは・・・

爲我井あゆみ先生

(社)日本キッズ食育協会 理事 
キッズ食育チーフトレーナー 

幼稚園教諭を経て、2014年6月代表理事の榊原と共に子どものための食育スクール青空キッチン本部スクールを開校。2015年5月(社)日本キッズ食育協会設立

青空キッチンは、現在全国に40店舗あり、楽しみながら食の大切さを伝え、食を通して学校、家庭に次ぐ第三の教育の場を提供している。

青空キッチンカリキュラム制作、キッズ食育トレーナー養成講座開講、保育園での出張食育レッスンやイベント登壇、コラム執筆、子どもと食のプロとして子どもの頃からの食育=キッズ食育の普及に励んでいる。

青空キッチン公式サイト

さて、次回は「達成感とクロージング」についてです。少々専門的に聞こえるかもしれませんが、学習意欲や、性格形成にも良い影響を与える食育の方法をわかりやすく解説していきます。「最後に子どもに良い印象を与えて終わる」食育を通じて、クロージングの大切さを特に実感している爲我井先生の具代的なアドバイスをご紹介します。

文/大橋礼

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