真夏にひ~んやり!たっぷり作ってみんなで取り分けよう!バットで作る【涼感スイーツ】

料理・グルメ

2019.08.02

夏休みやお盆など、なにかと人が集まることが多い時期。みんなでわいわい食べられる、 バットで作った冷たいおやつはいかがですか? 広い面を生かして多彩な演出ができるバット。厚みが均一で冷やし固めやすいのも魅力です。おもてなしに、おみやげに、この季節にぴったりの、大人が楽しめるスイーツをご紹介します。

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ピーチフラワーワインゼリー

桃の皮がむきにくいときは、湯むきがおすすめ。つるんときれいにむけます。ロゼワインで作ってもフォトジェニック!

【材料】(バット1台分、3〜4人分)
白桃 ···2個
エディブルフラワー(あれば)···適量
粉ゼラチン ···10g
A白ワイン ··· 1 と 1/2 カップ
 水···1カップ
 グラニュー糖····大さじ2
(容器の容量はメーカーや形状によって異なりますのでご注意ください)

【下準備】
・ゼラチンは水60mℓにふり入れ、ふやかしておく。

【作り方】
1 鍋にAを入れて中火にかけ、フツフツしてきたら火を止め、 ゼラチンを加えて溶かして混ぜる。鍋底を氷水に当てヘラで混ぜながら冷ます。
2 白桃はくし形に切ってバットに並べ入れ、1 を8分目まで流し入れる。エディブルフラワーを散らし、冷蔵室に30分ほどおく。残りのゼリー液は、固まらないよう氷水からはずしておく。
3 ゆるく固まってきたら残りの1を流し入れ、再度冷蔵室で1時間半ほど冷やし固める。

<POINT>
・粉ゼラチンは、あらかじめ水にふり入れてふやかす。全体が水にひたるよう、まんべんなく入れること。
・桃が表面に浮いてしまうので、ゼリー液は8分目まで入れて固めてから、残りの液を入れる。

ルビーグレープフルーツのハニーソルベ

表面とバットに接した周囲から固まるので均一に固まるように途中で2回混ぜます。

口溶けのいいシャーベット。さわやかな苦みとやさしい甘さで、暑さが癒やされます

【材料】(バット1台分、3~4人分)
ルビーグレープフルーツ ···3個
はちみつ ···大さじ6
粉砂糖 ···大さじ1
レッドカラント(あれば)···適量

【下準備】
・グレープフルーツは果汁3と1/2カップを絞っておく

【作り方】
1 バットにグレープフルーツ果汁を入れ、はちみつと粉砂糖を加えて混ぜ、冷凍室で1時間冷やす。
2 表面が固まってきたら、中心と周囲をフォークでくずしながら混ぜ合わせ、再度30分ほど冷凍する。同様の作業を2回繰り返し、1時間ほどおいて全体がまんべんなく凍ったら完成。器に盛り、あればレッドカラントを添える。

<POINT>
途中で混ぜ合わせるのが、シャリシャリと食感のいいシャーベットの秘訣。均一に固めるためにも、混ぜるのを忘れずに。

抹茶の寒天ババロア

2層を一緒に固めることで、バラバラにならずに一体化。ダマにならないよう、抹茶をよく混ぜるのもポイントです。

【材料】(バット1台分、3〜4人分)
抹茶 ······················小さじ4
A水·················1/2 カップ
 粉寒天·············小さじ1
B 生クリーム··········360mℓ
グラニュー糖··········80g
C水···1 と 1/2 カップ
粉寒天···小さじ1
グラニュー糖 ··· 大さじ3
ゆで赤えんどう豆(または甘納豆) ··· 小さじ4

【作り方】
1小さめのボウルに抹茶をふるい入れ、熱湯大さじ3を少しずつ注ぎながらペースト状にしっかり練り混ぜる。
2 小鍋にAを入れて中火にかけ、ヘラで混ぜながら1分ほど煮立てる。1のペーストを少しずつ加えて溶かして混ぜ、さらにBの生クリームの半量を加え、沸騰直前まで火にかける。火を止め、Bのグラニュー糖と残りの生クリームを加えて混ぜ、バットに流し入れる。
3 鍋にCを入れて中火にかけ、ヘラで混ぜながら1~2分煮立てる。火を止め、グラニュー糖を加えて溶かして混ぜ、さらに水1カップを加えて混ぜる。
4 ③のあら熱がとれたら2の上にそっと流し入れ、赤えんどう豆を散らし、冷蔵室で1時間ほど冷やし固める。

<POINT>
寒天液は、下のババロアと混ざらないように、静かに流し入れること。

コーヒーわらび餅

ほろ苦いコーヒーの風味に合うように、きな粉ではなく粉砂糖を。くっつかないように、たっぷり敷くのがコツ。

【材料】(バット1台分、3〜4人分)
Aわらび餅粉···100g 
上白糖···100g
水···2 と3/4 カップ
インスタントコーヒー···8g
粉砂糖(溶けないタイプ)···適量
生クリーム(好みで)···適量

【作り方】
1 鍋にAを入れて混ぜ合わせ、中火にかける。全体に透明感と粘りけが出るまで、鍋底から返すように混ぜる。
2 バットに粉砂糖を敷き詰め、1を流し入れて平らにする。全体に粉砂糖をふり、あら熱がとれたら冷蔵室で1時間ほど冷やし固める。
3 粉砂糖をつけたカードで4㎝角に切り分け、再びバットに。器に盛って好みで生クリームをかける。

<POINT>
もちもちして切りにくいので、テーブルで切るより、あらかじめカットして再び並べ直し、保存しておくときれいです。

ココナッツパインチーズケーキ

季節に合わせ、少し酸味が強めでキリッとした味わいのクリームに。ビスケットは底に敷かずに、添えるだけで時短になります。

【材料】(バット1台分、3〜4人分)
クリームチーズ···150g
グラニュー糖···80g
プレーンヨーグルト(無糖)···150g
生クリーム···1/2 カップ
白ワイン···大さじ2
粉ゼラチン···5g
ココナッツロング···大さじ2
パイナップル(缶詰)···3切れ
ビスケット(好みで)···適量

【下準備】
・生クリームは室温にもどす。
・クリームチーズは耐熱ボウルに入れ、ラップをかけずに電子レンジ(約300W)で30秒ほど加熱する。
・ゼラチンは白ワインを入れた耐熱容器にふり入れ、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で10〜20秒加熱して溶かす。
・ヨーグルトはダマにならないように混ぜておく。

【作り方】
1 ボウルにクリームチーズを入れてグラニュー糖を2回に分けて加え、ヘラで練り混ぜる。クリーム状になったら、ヨーグルトとゼラチン、生クリームを順に加え、泡立て器で混ぜ合わせる。
2 バットに流し入れ、上にいちょう切りにしたパイナップルをのせ、ココナッツロングを散らし、冷蔵室で1時間半ほど冷やし固める。器に盛り、好みでビスケットを添える。

<POINT>
グラニュー糖は2回に分け、クリームチーズにすり込むようによく混ぜる。

教えてくれたのは、黒川愉子さん

料理研究家。立教大学フランス文学科卒業後、川上文代氏に師事。パリの『リッツ・エスコフィエ』にてディプロマを取得後、フランスの家庭料理も学び、独立。著書に『BOWLCCAKES』(主婦と生活社)など。

「特別な道具や型を揃えなくても、気軽にスイーツを作ることができますよ。今回は、どこの家庭にもあるバットで」と黒川愉子さん。大ぶりでゴージャスなスイーツは、テーブルに出したときの反応も楽しみです。「一人分で切り分けて出すよりも迫力がありますよね」

バットでたっぷり作れる簡単スイーツ、いかがでしたか? 気負わずささっと、食べる人の笑顔を想像しながら作りましょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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