子どもからのメッセージに涙…【親守詩(おやもりうた)】を知っていますか?

家族・人間関係

2019.05.15

ずっと昔から子どもを寝かしつける時に私たち親がよくしてあげること、安心してぐっすりと眠ってもらいたいためにしてあげたことの1つと言えば…“子守唄”。大人になっても親から歌ってもらった記憶は残っていると思います。
そんな子守唄に対する【親守詩(おやもりうた)】もあることを知っていますか?

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親守詩(おやもりうた)とは?

はじめにも書きましたが、
子守唄:親が子どもをあやしたり、寝かしつけをするために親から子へとうたう歌。
に対して、
親守詩:子どもが親や育ててくれている人を思って作る詩。
のこと。

子どもが親への素直な気持ちを表現した親守詩は、
言葉をつなぐ・心をつなぐ・親子をつなぐ、あたたかい気持ちのこもったメッセージなのです。

いつから始まった?

親学推進協会理事長の高橋史朗氏の「子守唄は親から子へだが、その逆に親への感謝の思いを表現する試みもあってよいのでは」という思いをきっかけに、2004年に愛媛県松山市で始まります。実行委員会を中心に全国へと広まり、2016年開催の全国大会で第3回となりました。

親守詩 第3回全国大会に潜入!

第3回には7万6637点と、過去最多の応募数があった様です!

先日、東京都で開催された親守詩 第3回全国大会は主に3本立ての内容。
①模擬授業
②シンポジウム「父性は育てられるか」
③受賞の方の表彰式

模擬授業では、
・「おんぶ」と「だっこ」の歴史について
・日本人とお箸の関わりや正しい使い方

シンポジウムでは、
「父性を育てるには?」をテーマに母性と父性の役割についてのお話

など、勉強になる内容でした。
子育てについて考えることは、子どもにとって家族からの愛情を受けることはこの上ないことなんだと改めて感じたり、夫婦で話し合えるきっかけになりますね!

表彰式では素敵な受賞作品が読まれていくのを聞く度に、こんなに小さな身体でも親を思う気持ちは大きいものなんだな…と涙が何度も溢れそうになりました。

筆者が個人的に心を掴まれた親守詩3選

たくさんの素敵な詩があり、読んでいると思わず涙するものや可愛くて思わずクスッと笑ってしまうものもあります。
全ての詩をご紹介させて頂きたいのですが…
個人的に筆者が心を掴まれた詩を3つだけご紹介させて下さい!

[作文・詩 部門]140字以内の短作文や詩の形式
優秀賞
パパ、いつもおしごとありがとう。きょうもおしごとがんばってるね。
「パパ、きょうは父の日だよ」と言う前に、パパが何度も「きょうは父の日だよ」と言ってきて、聞きあきたよ。
父の日にパパがほしかったものとすきな食べものをごちそうする気です。

[定型詩 部門]五・七・五の形式
まほろば教育事業団賞
ほっとする おとうさんの「だいじょうぶ」

[連歌 部門]子が上の句(五・七・五)、親が下の句(七・七)をつくる形式
佳作
(子)おかあさん ずっとずうっと だいすきだよ
(親)おこったあとに いうのはずるい

お母さんだけでなく、お父さんに向けた詩も多くあったので、父親である男性にも読んでもらいたいと感じます。
子どもの真っ直ぐな思いに触れ、ますます仕事を頑張ろう!子どもと関わる時間を出来る限り作ろう!と思う男性が増えるかもしれません。

一番最後の詩は筆者の息子がイヤイヤ期真っ只中の2歳なので、怒ってしまうことも多々あり…
その反則技に何度負けたことかと思わず笑ってしまいました(*^^*)

子育てに追われて、どうしてもイライラしてしまう時…読むとほっこりした気持ちになり落ち着くかもしれません。
家族の絆を考えるきっかけの1つとして、【親守詩(おやもりうた)】の作品をチェックされたり、実際に親子で連歌にチャレンジされたりしてみて下さいね!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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