冷えは万病のはじまり
「冷え」はそれ自体が病気ではありませんが、放っておくと肩こりや頭痛がひどくなります。さらに悪化すると、体の芯から血行不良を起こし、便秘や不眠などにまで影響することも。厚い靴下や簡易カイロを使えば、手軽に体温は上がります。でもこれでは、根本的解決にはなりません。大事なのは、そのままでも温かい体(平熱が高い)と、自分自身で体温をあげられる体(血流アップ)の2つなんです!
きのこで冷え改善!
その2つを同時に叶えてくれるのが、なんと「きのこ」。意外ですが、きのこは冷え対策に強力な2大栄養素がたっぷり入っているんです。
1つ目は、血行を促す「ナイアシン」。血管を拡張し、血流を良くするために、体温がアップするんです。
このナイアシン、ブナシメジを筆頭にキャベツやレタスの約30倍も入っているのだから、驚きですよね。
2つ目は、「造血ビタミン」の異名を持つ「葉酸(ビタミンB9)」。血液は、上がった熱を全身に行き渡らせるので、血液量が増えれば、自然と手足までポカポカになれますよ。
生理がひどい人、妊娠したい人にも
昔から、「女性に冷えは禁物」と言われていますが、それは冷えが生理と妊娠にとても大きく関わっているからなんです。
卵巣は血管が細く、血行が悪くなりがちなので、冷えが続くと月経不順を引き起こします。冷えがさらにひどくなると、卵巣に栄養がうまく届かず、不妊や流産のリスクが高まることも! 私は冷え性だから、と諦めないで、今年こそ「きのこ」を食べて、つらい冷えから脱却しましょう!
教えてくれたのは
ホクト株式会社 営業本部 営業企画課
管理栄養士 中村 愛香さん
「きのこで もっと あなたの暮らしを いきいきと」をテーマにした、HOKTO(株)が運営するコミュニティサイト「きのこらぼ」。きのこの栄養やレシピだけでなく、きのこを通して季節ごとの健康や美容の悩みを解決する情報を発信中。
提供元:きのこらぼ(HOKTO)
TEXT:池田ゆき
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