教えてくれたのは……お掃除の錫村商店さん
開業をしたハウスクリーニング店が大手口コミサイトにて千葉県内で第1位を獲得。プロデュースをした洗剤がヒットするなど、自身の経験を活かした掃除道具を作り続けている。
・YouTube:お掃除の錫村商店
壁紙についたカビは落とせる!
今回は壁紙についたカビを落とします。壁紙についてしまったカビで悩まれている方、多いと思います。中にはどうやって落としていいのかわからず、放置している方もいるかもしれません。
自宅に使われる壁紙のほとんどはビニールクロスという水を弾く素材です。今回掃除をした壁紙もビニールクロスでした。今回はビニールクロスについたカビを落とす掃除術をご紹介します。
壁が黄ばまないように薄めて使う
今回のカビ掃除に使う道具は、キッチンブリーチ(キッチンハイターでも代用が可能)です。
キッチンブリーチは、塩素濃度が5〜6%ぐらいです。そのまま使ってもいいのですが、塩素濃度が高いと塩素焼けして黄ばんでしまう可能性や、作業中のニオイが気になるので、薄めて使っていきます。
キッチンブリーチの薄め方
100mlの水に対して10mlのキッチンブリーチを入れて、10倍に薄めるイメージです。
次亜塩素酸ナトリウム濃度が高いと黄色っぽくなるのですが、ほぼ水の色です。これで一度掃除を行い、汚れが落ちなかった場合はだんだんと塩素濃度を高くしていく方法がおすすめです。
壁紙のカビを落とすかんたん掃除術
用意するモノ:エアコンフィルター洗い、ハケ1本、ゴム手袋、薄めたキッチンブリーチ、タオル
エアコンフィルター洗いは、ダイソーで売られているもので、網戸を掃除するスポンジを、壁紙のカビ落としに使います。細かい毛がいっぱいついていて、奥の汚れを容赦なくかきだしてくれます。
※キッチンブリーチのニオイが苦手な方は、マスクをして掃除を行うのがおすすめです。
掃除方法
1.壁紙の下から上へ薄めたキッチンブリーチを丁寧に塗る
ハケで水で薄めたキッチンブリーチを塗っていきます。今回は、ダイソーで購入したハケを使っています。
壁の下から上にチョンチョンと塗るのがポイントで、上から下に塗るよりもたれる量が少なくすみます。何度か丁寧に壁に塗っていきます。
塩素濃度がそんなに高くないので、塗ってすぐに落ちることはありません。天井の四隅などにも丁寧に壁に塗っていきます。
※掃除中はニオイがしない場合もありますが、必ず換気をして掃除を行ってください。
2.時間を空ける
ハケで塗ったあとは、少し時間を空けます。
5分後……まだカビは残っています。
ビニールクロスは凹凸になっていて、へこんでいる部分にカビが入ってしまうんです。
3.壁紙についたカビをスポンジで掃除する
スポンジを使って、壁紙に対して軽くなでるように、シャリシャリと滑らせるように掃除をしていきます。
※力を入れすぎると壁紙が破けたりするので、十分に気をつけて掃除を行ってください。
4.カビが取れていない部分に塗る
2回目のカビ取り剤を壁紙に塗っていきます。2回目は、カビが取れていない部分だけ塗っていきます。ハケで塗るというよりも、ハケで叩くイメージです。
5.1分ほど時間を空けて水拭きをする
1回目の水拭きをきっちりとタオルなどで行います。残ってしまうと塩素のニオイや塩素焼けの可能性が出てくるので、しっかりと水拭きをしてください。
6.もう一度水拭きを行う
洗剤が残るのが心配なので、2回目の水拭きを徹底的に行います。
掃除後の壁
掃除をする前とした後の壁を見ていきましょう。今回の掃除時間は、8分くらいでした。
掃除前
掃除前は壁紙に頑固なカビ汚れがついていました。
掃除後
キッチンブリーチを薄めたモノでこすっていくと、きれいに落とすことができました。
今回は、キッチンブリーチを10倍に薄めたモノを使って掃除をしました。塩素濃度が濃ければ濃いほど汚れ落ちはいいのですが、ニオイや塩素焼けのリスクも高まります。
塩素濃度が薄いモノから試して、だんだんと濃くするのがおすすめです。
※壁の素材によってカビが取れない場合や色が変わってしまう可能性もございますので、目立たないところでお試しください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。
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