洗濯槽の掃除はすべき……?
普段から、洗濯槽は掃除していますか? 掃除したほうがいいとは聞くけれど、洗濯槽の表面しか見えないので、掃除しても洗濯槽がきれいになっているのか、その効果がよくわからないですよね。
そこでおそうじのプロのおそうじダイアリーさんに、洗濯槽クリーナーをつかった洗濯機と、つかわない洗濯槽のよごれを比較した結果を教えていただきました。
教えてくれたのは……おそうじダイアリーさん
関東エリアを中心に、洗濯機分解清掃を行っている掃除のプロ。年間約600台近くの洗濯機をきれいに清掃している。YouTubeチャンネルの「おそうじダイアリー」では、家庭でできるかんたんな掃除方法を発信中。
洗濯槽クリーナーを「している洗濯機」と「していない洗濯機」の違いは?
今回は2台の洗濯機を比べて、洗濯槽クリーナーの効果をご紹介します。
一見よごれは見えない洗濯槽ですが、これから内部のよごれを見ていきましょう。
日頃のお手入れをしていない洗濯槽の内部
始めによごれを見ていく洗濯槽は、2017年製の洗濯機です。
この洗濯機は、日頃のお手入れはほぼしていません。つかい方は普通で、洗濯洗剤と柔軟剤を入れて一般的なご家族の衣類を洗ってきた洗濯機です。
洗濯槽のよごれは表面的は見えにくく、わかりにくいです。しかし内部のよごれを見てみると、よごれがべっとりと張りついている状態です。
ステンレス槽をぬいたのが、上の写真です。洗濯槽もカビのよごれがべったりとついています。
洗濯機は2017年から2023年までつかっていますので、洗濯機はだいたい5〜6年つかうとこのぐらいのよごれにはなります。
洗濯槽クリーナーをつかっている洗濯機の内部
つぎは同じ洗濯機で、2014年製です。先程の洗濯機と比べて、3年ほど長くつかっている洗濯機です。
こちらも表面的には、すごくきれいな状態です。同じように内部のよごれを見ていきます。
先程の洗濯機と比べて3年近く長くつかっている洗濯機にもかかわらず、よごれ方がまったくちがうのがわかります。
こちらの洗濯機も、一般的なご家庭で、ご家族のよごれた衣類を洗濯している状況です。洗濯洗剤のつかい方も一般的なつかい方で、洗濯洗剤と柔軟剤をあわせてつかっています。
大きくひとつだけ違う部分があります。こちらの洗濯槽は、洗濯槽クリーナーをマメに行っていました。
ステンレス槽をひきぬいた洗濯槽の部分が、すごくきれいになっているのがわかります。
洗濯槽クリーナーで洗浄すると、きれいな状態になることがわかります。
ぬきとったステンレス槽もすごくきれいな状態になっています。
どうしても洗濯槽の部分までしかきれいにはならないですが、2台の洗濯槽のよごれの差を見てみると、いかに洗濯槽クリーナーが効果があるかというのがよくわかります。
いかがでしたか? 水だけでも洗濯機はよごれます。そこによごれた衣類や皮脂、汗、食べこぼし、泥よごれなどに加えて、洗剤や柔軟剤残りにカビが発生して、ギトギトしたよごれになることが多いです。
定期的によごれを洗い流す意味で、すすぎの回数を増やす、水の量を増やす、定期的な洗濯槽クリーナーを使った掃除が有効です。
ぜひ、参考にお手入れしてください。
▼くわしい洗濯槽のよごれは動画でより鮮明に確認できます。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。