見えない洗濯槽の裏側汚れ
洗濯槽は湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所。また洗濯機を置いている場所が浴室の近くという場合が多く、湿気の多い環境です。
定期的に洗濯機のお手入れをしておかないと、「洗濯したのに臭う…」ということに…。「洗濯物が臭う」「洗濯機が臭い」と感じたらカビや汚れが溜まっているサインです。
定期的に市販の洗濯槽クリーナーをしている方も多いと思います。
でも実は汚れがまだ剥がれずにひそんでいるかも…。
今回は、”洗濯槽の見えない汚れをごっそり落とす漬け置き掃除術”をご紹介します。
酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の違いは?
今回使う洗剤は、オキシクリーンです。
オキシクリーンは、酸素系漂白剤。お湯に溶かすことで酸素を発生させ、洗濯槽の頑固な汚れを剥がして落としてくれます。
一方、市販によくある洗濯槽クリーナーは塩素系漂白剤。こちらは汚れを溶かすように落とし、カビを根こそぎ除去します(殺菌)。
汚れを落とす面から言うと、塩素系より酸素系の方が良く落ちます。
おすすめな方法は、酸素系で汚れをごっそり落とし、仕上げに塩素系で殺菌する方法です。
「今月は酸素系漂白剤にして、次は塩素系漂白剤」というように、1~2ヶ月ごとに漂白剤を交互に使うといいですよ。
オキシクリーンでカビや汚れをごっそり落とす方法
それでは酸素系漂白剤のオキシクリーンを使って具体的なお手入れ方法をご紹介します。
手順1:オキシクリーン溶液を作り、洗濯機へためる
洗剤投入口やフィルターなどを取り外し、ゴミなど取り除いておきます。
50度のお湯4リットルに、オキシクリーン付属スプーン1杯を溶かします。このバケツ1杯分のオキシ溶液を何度か作り、洗濯機の高水位までためていきます。
つまり、高水位が60リットルならオキシクリーン15杯分です。
手順2:6時間、漬け置きをする
オキシクリーン溶液が洗濯機にたまったら、「洗いコース」で10分ほど回します。
その後、フタをしめて6時間漬け置きします。
最初に取り外した洗剤ケースやフィルターも一緒につけておくのもおすすめです。
手順3:浮いたゴミを取り除く
洗濯機を開けると、この通り汚れがごっそり取れていました。
お風呂ネットを使って、浮いた汚れをすくい取ります。
この後の排水時につまらないためにも、しっかり汚れを取り除いてくださいね。
手順4:排水し、通常コースで洗濯機を回す
排水をし、洗濯槽に残った汚れはティッシュなどで拭き取ります。
最後に「通常コース」で洗います。
終了後はフタは開けたまま乾かします。
洗濯槽は「酸素系」と「塩素系」のダブル使いで、定期的にお手入れをしよう
酸素系漂白剤の剥がして落とすチカラで、この通りごっそり汚れが落ちました。汚れを落とした後は、塩素系漂白剤でカビの根を生やさないよう殺菌がオススメです。
「酸素系」と「塩素系」を交互に使って、洗濯槽をお手入れ。この方法が目に見えない洗濯槽裏のカビ汚れをしっかり防止できます。
酸素系のオキシクリーンを使用の時は、50度のお湯を高水位までためる必要があります。その点が少し大変なのですが、漬け置き後の汚れをみるとごっそり落ちて爽快ですよ。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。