なぜか好かれる人が無意識にやっている。「話し方」の特徴3つ

カルチャー

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2025.04.17

職場でも、友人関係でも、「特別なことをしているわけではないのに、なぜか好かれやすい人」っていますよね。 そんな人たちは、いったいどんな「話し方」をしているのでしょう。 心理カウンセラーの視点から、“なぜか好かれる人の話し方の特徴”を3つご紹介してみます。

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1.自然と相手を大切にする話し方になっている

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私たちは、自分のことを大切に扱ってくれる人に対して好感を持ちやすいもの。ですから、普段のさりげない接し方や話し方が「あなたのことを大切に思っていますよ」というメッセージになっていると、好印象になりやすいんですね。

具体的には、

  • 相手の名前を呼ぶ
  • 笑顔を向けて話す
  • 「ありがとう」「おつかれさま」など感謝や労いの言葉をこまめに伝える
  • 相手の気持ちに寄り添った共感の言葉をかける

などが、「大切に思っていますよ」というメッセージとなって相手に届きやすいもの。どれも、さりげないことですが、してもらうとうれしいですよね。

2.相手の話をさえぎらずに聞く

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相手の話を聞くとき、つい次に自分が話すことを考えながら聞いていたり、知らず知らずのうちに相手の話をさえぎって自分のことを話し始めていたり。そんなことってありますよね。ですが、好かれる人の話し方はその逆になっていることが多そうです。

相手の話に興味を持って、最後までさえぎらずに聞く。たとえ相手の話していることが、自分の考えや価値観と違っても、いったん「そうなんだね」と受けとめ、「どうしてそう思うの?」等と相手の言葉の奥にあるものを理解しようとする。そんな特徴がありそう。

「どんな自分を出しても否定されない。受け止めてくれる」そんな安心感を与えてくれる人とは、自然と「もっと話したいな」と思いますよね。

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3.弱みもさらけ出して、自然体の自分を見せている。

会話

「ちゃんとしていなくちゃ」「できる人と思われなくちゃ」一緒にいてそんなふうに思ってしまう人には、どうしても緊張感を感じてしまいますよね。

一方で、わからないことをサラッと尋ねたり、困りごとやニガテなことも隠さず伝えてくれたり。ことさら大きく見せようとすることも、遠慮しすぎることもなく、等身大の自分を見せてくれる人と一緒にいると、「私もそのままでいいんだな」と思えて、居心地よく感じられるもの。

一緒にいると心がホッとゆるむ。好かれる人の話し方の特徴には、そんなところもありそうです。

まとめ

いかがでしたか?
まとめてみると、好かれる人の話し方には、「自分がどう思われるか」に意識を向けすぎず、「心の矢印が相手に向いている」という特徴がありそうです。そのままの自分をまるっと認め、受容しているからこそ、相手のそのままも受けとめられる。そんな人たちが自然と好かれていくのかもしれませんね。

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著者

古庄由佳さん

古庄由佳(うさこ)

17歳の頃に、徐々に視機能が失われていく難病であると診断される。病気に負けず頑張りたいのに、体も心も人間関係もどんどん壊してしまう。そんな生きづらさから、心のことを学び始める。2012年より、心理カウンセラー、セミナー講師、心理スクール講師として活動。自分との仲直りをテーマに、本来の魅力や才能を解き放っていく心理カウンセリングの他、病気からのサインを受け取り、本来の自分らしい人生を取り戻していく卒病カウンセリングも好評。20年近く住んでいた東京を離れ、2019年に福岡県糸島市に移住。著書は「心屋流 戦わないで生きていく」「心屋流 がんばらないレッスン」(ともにPHP研究所)。

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