チェック①生活習慣による硬さチェック
体の硬さは生活習慣から生まれるものも多い。当てはまる項目があったら、生活を見直すきっかけにして。
□ 意識的に運動することが少ない
□ 仕事などで緊張やストレスを感じやすい
□ しゃがんでから立つとき、膝の痛みが気にな
□ たくさん寝ても疲れが取れていないと感じる
□ 寝ているときに歯ぎしりする
□ 夏より冬のほうが好き
□ 水分はあまりとらないほうだ
□ 膝をかかえた状態で足の爪を切るのがつらい
□ 仕事でパソコンを使うことが多い
□ スマホを1日1時間以上使用している
□ 1分間に7~8セットの深い呼吸をしていない
□ 頻繁に便秘になる
□ 頭痛に悩んでいる
□ 朝起きたとき、手がしびれることが多い
□ 運動してもあまり汗をかかない
□ 固い床に寝ころぶと痛いところがある
□ シャワーだけで済ませ湯船に毎日浸からない
□ 慢性的に肩凝りや腰痛がある
□ 冷え性、または冷えやすい環境にいることが多い
□ 目が疲れやすい。疲れを感じることが多い
チェック②「基本のストレッチ」で硬さチェック
気になる結果は…!?
▼判定
● 0〜8個だったあなた
体年齢 10〜20代
定期的な運動習慣があり、ストレス度も低いあなたは筋肉のこわばりが少なく最も若い体年齢です。現在の生活スタイルを維持しながら、1日30分リラックスできる自分の時間を持つと、さらに緩め上手になれるはず。
● 9〜19個だったあなた
体年齢 30〜40代
運動量が少ないと感じている人は、週に1~2回でも好きな運動をする習慣を身につけて。運動前にはかならずストレッチをして体をほぐし、デスクワークの人は肩甲骨とハムストリングを念入りに緩めて。併せて睡眠や入浴法など生活習慣の見直しを。
● 20〜26個だったあなた
体年齢 50〜60代
運動不足とストレスで体はカチコチ、体年齢が実年齢より高い可能性があり、運動とストレスを溜めない工夫が必須。そもそも体を支える筋肉量が少ないため、スクワットなどの筋トレで筋肉をつけること、体を温めてからストレッチを行うと柔軟性が向上。
体が硬い原因を知り 生活習慣の改善を
柔軟性を高めるには、まず体が硬くなる原因を知ることが大事。主な原因は、生活習慣が引き起こす筋肉のこわばり、ストレス、血流の滞りです。
長時間同じ姿勢でパソコンやスマホに向かい、しかも運動不足の人は、肩甲骨やハムストリング、さらに猫背だと背骨周りの筋肉が硬くなります。また、目を酷使すると、連動する首や肩の筋肉までカチコチに。
ストレスと体の柔軟性の関係も深く、緊張状態が続くと血管や筋肉を収縮させるストレスホルモンが大量に分泌されます。そもそもストレスに気付かず過ごしている人も多いですが、歯ぎしりする、汗をかきにくい、便秘やストレス性の頭痛などの症状が出る人は、交感神経が優位で自律神経のバランスが乱れています。ほかにも、睡眠時間は十分でも疲れが取れない、いつも肩周りが重いと感じたら、体がリラックスできていないかも。普段から深呼吸をして副交感神経を優位にし、意識的に緊張をほぐしましょう。
また、冷えやすい人や水分をあまりとらない人は、血流が滞りやすくなります。筋肉は体内温度が高い方が柔軟性を発揮するので、血流をよくし代謝を促し、循環血流量を上げてからストレッチすると体が伸びやすくなります。血流量を上げるには、運動のほか部屋の温度を上げる、38度ぐらいの湯に浸かるのもおすすめ。当てはまる項目が多かった人は、生活習慣を見直して。
photos by Nobuhiro Miyoshi(RELATION) model by Sofi hair&make-up by Mayumi Tsuchiya(FIX-UP) text by Ai Kitabayashi
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