つらいPMSの症状をアーサナと呼吸法で緩和しよう
生理前になるとイライラしたり、憂うつになり周囲にキツくあたってしまうという人も少なくないと思います。PMS(月経前症候群)は個人差があってほとんど症状がない人もいれば、腹痛、頭痛など体に不調が出る方も。
そんなPMSの症状は、アーサナや呼吸法で体をゆるめ整えることで緩和することができます。私自身、生理前になると食べ過ぎる傾向にあったのですが、周期にあわせて体を整えていくことで食欲の暴走はなくなりました。
PMS解消のコツは頑張り過ぎずに、ゆったり気持ちよいと感じる範囲でアーサナを行うこと。ストレスを完全になくすということは難しいので、子宮美人ヨガで、ストレスとうまく付き合える体作りをしていきましょう。
WORK.1 胸を開くポーズ
体幹を心地よくほぐして気持ちを明るく前向きに
緊張しやすいこの時期に固まりがちな胸を開いて、気持ちよく伸ばすポーズ。上半身を整えるだけでなく、骨盤底筋群や大腰筋などインナーマッスルをゆるめて整える効果も。気持ちが沈みがちなときにトライしてみて。
WORK.2 扇のポーズ
イライラすると固まりやすい体側を伸ばしてリラックス
イライラするときに固まりやすい体側を伸ばすポーズ。生理痛が重い人はPMS期にこのポーズをやっておくと症状が軽減しやすくなります。気持ちよいと感じるほうからスタートして、憂うつな時期を乗り切りましょう。
PMS期の便秘解消にはやさしい甘みの葛湯がおすすめ!
PMS(月経前症候群)の時期は普段よりも便秘がちになるという経験はありせんか? 生理前は妊娠準備期なのでホルモンの関係で腸のぜん動運動が少なくなります。生理前に便秘がちになり、月経とともに便秘が解消されるのはこのためです。快腸の方はそれほど問題ないのですが、骨盤にゆがみがあったり運動不足などでもともと便秘がちの人は、生理前にずっと排便がないことも。
そんな人に、おすすめしたいのが葛湯。葛湯は整腸作用が高く、便秘だけでなくお腹が弱く下痢がちな方などにも◎。胃腸から体をあたためてくれるのもうれしいですね。イライラしがちなときは、つい甘いものなど過食しがちですが、リンゴをすったものや甘酒を加えるなどして、やさしい甘みの葛湯に。腹持ちもいいので、ダイエットにも効果的です。
子宮美人ヨガとともに、ぜひ取り入れてみてくださいね。
photos by Shinobu Kamiyama illustration by Nana Suzuki
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