【現役の落語家に聞いた】落語の話し方をマネすると会話上手になれる件

ライフスタイル

2020.01.15

人気落語家の落語会は即日完売になるなど、ここ数年イベントや落語会が増え、ブームとなっている落語。なんといっても、巧みな話術から生まれるずば抜けた面白さが落語の魅力と言えます。落語を聞けば、その話術から普段の会話が上手になるコツがわかるかもしれませんよ。

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落語をたくさん聴くと、自然に会話が上手になる!?

http://tatekawakoharu.com" data-provider-url="" src="https://image.saita-puls.com/article/9135/auImDDzcbGKUlJaCuak11LL8Jlo0QAk6SQHCwzzo.jpg" />教えてくれた人:立川こはるさん 1982年、東京都生まれ。東京農工大学大学院を中退し、2006年立川談春師匠に入門。’12年6月二ツ目昇進。出囃子「不思議なポケット」。落語立川流所属。<a href=

今回は、落語立川流に所属する女流落語家・立川こはるさんにお話を伺いました。
「難しいことは考えず、落語の世界をまずは楽しんでいただくのがいいかと思います。落語っていろんな人がでてきて、人間関係が面白いんです。だから、落語をたくさん聞くと自然と会話の引き出しが増えると思います。それに、女性は大きな声で素直に笑ったりと感情表現が豊かなので、もともと会話のポテンシャルは高いと思います。あと落語でも大切な“間”は、会話でも必要ですよね。落語家は教えられるわけではなく、前座時代に目配せや表情、空気で察して身につけていきます。女性は、気働きができる人が多いと思うので、その点でも会話上手になる気質があると思います。落語をたっぷり聞いて、自信を持って会話を楽しんでください」
喜怒哀楽がはっきりしていたり、話し好きという点では、確かにおっしゃるとおりかもしれません。でも、自分のことを話しすぎたり、相手の気持ちを察することができなかったりと意外と上手に会話するのって難しいですよね。そこで、女流落語家ならではの視点で、その能力を引き出すコツを伝授してもらいました。

会話上手になるコツ1「身構えず、素直に伝えることを意識する」

【ポイント】
・自分の声の大きさを知る
・語尾まではっきりという
・大切なことは息継ぎの後でいう

「人との会話は相手に言葉が届かなければ意味がありません。声って自分で思っているよりも小さい事が多いので、届く声を出しているか、セルフチェックしてみましょう。言いたいことは、できるだけワンスレーズで。途中で息を継がないほうが、相手の注意をひきつけておくことができます。一番大切なのは、身構えず勇気を持って心を開くことです。素直な気持ちで語りかければ、ほとんどの場合、相手に届きます」。

会話上手になるコツ2「何気ない会話から相手の興味をリサーチ」

【ポイント】
・最近話題になっていることをふってみる
・出身地など共通の話題をみつける
・自分が興味のあることを軽く伝えてみる

「『これを話したい!』と意気込んでも、相手がのってこなかったら会話は弾まないですよね。まずは、最近の芸能ニュースなど、当たり障りのない話題で、相手がどんなことに興味をもっているのか、どんな話題ならのってくるのかをさらりとリサーチしてみましょう。食いついてこなければ、引き際は潔く。次の話題に移りましょう。人前で話す場合も、いきなり本題に入るより、天気や季節のトピックスなどと入れると場が和みますよ」。

会話上手になるコツ3「相手の反応にも意識をむける」

【ポイント】
・喋り過ぎたら黙ってみる
・興味がなさそうなら我慢する
・目や手の動きを観察する

「相手も楽しんでいるか、反応や様子をさりげなく観察することも大切です。テンポよく会話のキャッチボールができているときはよいですが、ついつい夢中になって、自分だけしゃべっているときは要注意。わかりやすのは、目と手です。目は口ほどのにものをいうと言われるように、気持ちがよく表れます。手の場合は動きを確認。落ち着きがないときは、飽きている、心地よく感じていないことが多いようです」。

落語には会話上手になれるコツがたくさん!ぜひ取り入れてみてください。

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