袖をダランとたらして干すのもNG!洗濯した「ニット」が伸びない正しい干し方。

家のこと

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2023.12.28

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。お気に入りのニットを洗濯したところ、伸びてしまったことはありませんか?ニットが伸びてしまう原因は、干し方にあります。今回は、ニットの伸びを防ぐ、正しい干し方を3つご紹介します。

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ニットはどうして伸びるの?

ニットをそのままハンガーに吊るすと、衣類の重みで縦方向に伸びてしまいます。洗濯後は水の重さも相まって伸びやすくなるため、ニットの干し方には注意が必要です。

最近は洗えるニットも増えていますが、ニットを洗濯機で洗う際は、衣類同士の絡まり合いで伸びてしまうこともあるため、必ず洗濯ネットに畳んで入れ、手洗いコースで洗濯しましょう。

干し方の洗濯表示を確認しよう

ニットはデリケートな素材です。洗濯表示に合わせた干し方をすることで、ニットも伸び・型崩れを防止し、キレイな状態を保つことができます。

干し方の洗濯表示

線の向きは衣類の干し方の向きを表し、斜線があるものは日陰に干します。
線が二重になっているものは、脱水をせずに、濡れたまま干します。ぽたぽたと水が垂れる場合は、タオル包んで軽く水分を移しとりましょう。

伸び・型崩れを防ぐ!ニットの干し方3選

1.クロス干し

ハンガーを使って干したい方は、クロス干しをしましょう。

1.縦半分に折る

ニットを縦に畳みます

2.脇からフックが出るようにハンガーを置く

脇の部分にフックが来るよう置きます

3.丈と身ごろがクロスするように干す

クロスするように干す

伸びやすい袖部分を、ハンガーの上にかけることで、伸びを防止します。

■伸びてしまうNGな干し方

NGな干し方

ハンガーにそのまま干すと、袖の重みで伸びてしまいます。
肩部分の変形の原因にもなります。

2.平干し

専用ネットを使用すると簡単に、キレイに平干しができます。

平干し用ネットを活用する

専用ネットがない場合、洗濯物干しにタオルを敷いて平干しましょう。

洗濯物干しで平干し

■伸びてしまうNGな干し方

NG例

干す際は、袖の部分も物干しの上に置きます。
袖を下に垂らしていると、重さでニットが伸びてしまいます。

また、タオルを使わないで干すと、物干の形に波打ってしまうので、タオルを敷いてから干しましょう。

3.竿干し

面倒な場合は、竿に直接干すこともできます。
ニットの上1/3くらいのところで干し、袖部分が下に垂れさがらないように注意しましょう。
竿干し

洗濯ばさみを使う際、タオルを下に敷くと、跡が残りません。

洗濯ばさみはタオルの上から

詳しい干し方を動画で見る

ニットの洗濯はおしゃれ着用洗剤で

ニットは干し方ひとつで伸びてしまうような、デリケートな素材です。
そのため、洗濯機で洗う際は次の3つを必ず守りましょう。

ニットの洗い方

  1. 洗濯ネットに畳んで1枚ずつ入れる
  2. おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を使用する
  3. 手洗いコースで洗う

仕上げには柔軟剤を使うと、毛羽立ちを抑え、滑らかな肌触りになります。

冬に欠かせないニット。正しく洗濯し干すことで、型崩れや毛羽立ちを防ぎ、お気に入りをキレイに保ちましょう!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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