ニットはどうして伸びるの?
ニットをそのままハンガーに吊るすと、衣類の重みで縦方向に伸びてしまいます。洗濯後は水の重さも相まって伸びやすくなるため、ニットの干し方には注意が必要です。
最近は洗えるニットも増えていますが、ニットを洗濯機で洗う際は、衣類同士の絡まり合いで伸びてしまうこともあるため、必ず洗濯ネットに畳んで入れ、手洗いコースで洗濯しましょう。
干し方の洗濯表示を確認しよう
ニットはデリケートな素材です。洗濯表示に合わせた干し方をすることで、ニットも伸び・型崩れを防止し、キレイな状態を保つことができます。
線の向きは衣類の干し方の向きを表し、斜線があるものは日陰に干します。
線が二重になっているものは、脱水をせずに、濡れたまま干します。ぽたぽたと水が垂れる場合は、タオル包んで軽く水分を移しとりましょう。
伸び・型崩れを防ぐ!ニットの干し方3選
1.クロス干し
ハンガーを使って干したい方は、クロス干しをしましょう。
1.縦半分に折る
2.脇からフックが出るようにハンガーを置く
3.丈と身ごろがクロスするように干す
伸びやすい袖部分を、ハンガーの上にかけることで、伸びを防止します。
■伸びてしまうNGな干し方
ハンガーにそのまま干すと、袖の重みで伸びてしまいます。
肩部分の変形の原因にもなります。
2.平干し
専用ネットを使用すると簡単に、キレイに平干しができます。
専用ネットがない場合、洗濯物干しにタオルを敷いて平干しましょう。
■伸びてしまうNGな干し方
干す際は、袖の部分も物干しの上に置きます。
袖を下に垂らしていると、重さでニットが伸びてしまいます。
また、タオルを使わないで干すと、物干の形に波打ってしまうので、タオルを敷いてから干しましょう。
3.竿干し
面倒な場合は、竿に直接干すこともできます。
ニットの上1/3くらいのところで干し、袖部分が下に垂れさがらないように注意しましょう。
洗濯ばさみを使う際、タオルを下に敷くと、跡が残りません。
詳しい干し方を動画で見る
ニットの洗濯はおしゃれ着用洗剤で
ニットは干し方ひとつで伸びてしまうような、デリケートな素材です。
そのため、洗濯機で洗う際は次の3つを必ず守りましょう。
- 洗濯ネットに畳んで1枚ずつ入れる
- おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を使用する
- 手洗いコースで洗う
仕上げには柔軟剤を使うと、毛羽立ちを抑え、滑らかな肌触りになります。
冬に欠かせないニット。正しく洗濯し干すことで、型崩れや毛羽立ちを防ぎ、お気に入りをキレイに保ちましょう!