ダウンも家で洗濯できる!ニットや冬服についた「イヤな臭い」を落とす方法

家のこと

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2023.12.26

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。冬物のニットコートは、夏物の衣類と比べ、洗濯の頻度が低くなります。そこで気になるのがニオイです。洗濯せずにスプレーだけで済ませている方は、衣類に汚れが蓄積してしまうため、注意が必要です。

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冬場の気になるニオイの落とし方

冬場はコートはもちろん、ニットなども着用のたびに洗濯せず、ニオイ・汚れが気になったら洗濯・クリーニングする方が多いのではないでしょうか。

最近は、除菌・消臭を謳ったスプレーが多く発売されているので、洗濯代わりに消臭スプレーを使う方もいらっしゃるかもしれません。

消臭スプレーを使うことで、一時的にニオイを閉じ込めることはできますが、ニオイの元である、汚れそのものは落とすことができません。汚れ・ニオイを落とすためには洗濯・クリーニングが欠かせません。

衣類のニオイの元は汚れ

ニオイの元は汚れ出典:www.photo-ac.com

衣類には、汗・皮脂など身体から出る汚れ、食べこぼしの汚れ、洗い残した雑菌など、様々な汚れが残り・付着し、この汚れが衣類のニオイの原因になります。

冬場は夏に比べて汗をかく機会が少ないものの、夏のように全身で汗をかくのではなく、短時間で局所的に汗をかくため、濃度が濃く、臭いの強い汗になる傾向があります。汗をかかない冬場こそ、衣類のニオイケアが大切です。

ニオイは消えても汚れは残っている

消臭スプレーは、コート・カーテン・ソファカバー・寝具など、中々洗えないものを清潔に保つために使う方が多いと思います。でも元々洗濯頻度が低いものに使い、洗濯頻度を更に低くするのには注意が必要です。

ニオイが気になった時に洗濯すれば落ちていたはずの汚れが、残ったまま、さらに新しい汚れが蓄積していくからです。

汚れはついてから時間が経つほど、繊維に固着し、落としにくい汚れになっていきます。ニオイ・汚れが気になったときには洗濯をし、汚れそのものを落とす方が、より衛生的です。

ダウンやカーテン…多くのものは家庭で洗濯できる

簡単に洗えないと思われがちな寝具・ソファーカバー・カーテンや、ダウンは家庭で洗濯できるものも多くあります。
洗えるか迷った時は、洗濯表示を確認しましょう。

洗濯不可の表示

桶マークに×がついているものは、家庭で洗濯ができないため、クリーニング店で相談します。

手洗い表示のモノを洗濯機で洗う方法

ダウンなどは手洗いがおすすめ

ダウンやデリケートな装飾があるものは手洗いの方が安心です。

手洗いの洗濯表示

手洗いのマークがあるものも、洗濯機によっては「デリケートコース」などで洗うことができます。
手洗いのマークの衣類を洗濯機で洗う時には次の3つを守りましょう。

  • 1枚ずつ畳んで洗濯ネットに入れる
  • 中性洗剤(おしゃれ着洗剤)を使う
  • デリケートコースで優しく洗う

大物を洗濯機で洗う方法

シーツ・毛布・カーテンなどは、畳んでから大型洗濯ネットに入れて洗います。
毛布は「毛布コース」、カーテンやシーツは「デリケートコース」と素材や洗濯表示に合わせ、洗濯します。

大型の洗濯ネットに入れて洗う

大物をご自宅で洗う時には次の3つに注意しましょう。

  • 洗濯機に入る大きさか確認する(入らないものはコインランドリーへ)
  • 汚れた部分が表面に来るよう畳んで、ネットに入れる
  • 洗濯表示に合わせたコースで洗う

ニットやカーテン。ほったらかしでニオイをごっそり落とす方法

つけ置き洗いでスペシャルケア

ニオイや汚れが蓄積しているものは、つけ置き洗いをすると、繊維の奥に染み込んだ蓄積汚れも浮かせて落とすことができます。40℃ほどのお湯を使うことで、洗剤の洗浄効果が高まります。

■つけ置き洗いの手順

  1. 40℃ほどのお湯に、アルカリ性粉洗剤をよく溶かします
  2. 1時間ほどつけ置きし、洗濯機にかけます

※ニットのニオイが気になるときは、中性洗剤を使用し30℃程のぬるま湯でつけ置き洗いしましょう。
※洗濯ネットに入れて洗濯機にかけるもの(カーテン・毛布など)はあらかじめ洗濯ネットに入れてからつけ置きする方が楽です。

衣類の汚れ・ニオイを落とすためには、洗濯・クリーニングが欠かせません。
特に、洗濯頻度の低いものに消臭スプレーを多用し、汚れが蓄積してしまうと、落ちにくい頑固な汚れ・ニオイへと変質してしまうため、ニオイが気になった時に洗濯やクリーニングをするようにしましょう!

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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