教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社さん
創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、殺虫剤、入浴剤、洗浄剤、消臭剤など、幅広い日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。「よりよいモノを、よりリーズナブルに」を合言葉に、NB・PB・OEM事業を拡大中で、和歌山県から全国、世界へと販売網を展開している老舗企業です。
キッチンの油汚れはなぜ”落としづらい”の?
キッチンの油汚れは、主に次の4つの要因によって落としにくくなります。
【1】調理中に飛び散った油が空気中の酸素と反応して酸化し、時間の経過とともに固まる。
【2】油は水に溶けにくく、壁や換気扇、コンロなどに付着すると、べたつきから次第に硬い膜状へと変化する。
【3】調味料や食材のカス、ホコリなどが混ざるとさらに頑固な汚れとなり、通常の水拭きや中性洗剤では落とし切れない。
【4】壁や換気扇の凹凸や、素材の表面の細かな隙間に入り込み、深く染み込む。
特に換気が不十分な環境では油煙が室内に滞留しやすく、汚れが広範囲に広がりやすくなります。
キッチンの油汚れに効果的な洗浄剤は?
こびりついた油汚れを落とすには、汚れの性質に合った洗浄剤を選ぶことが大切です。種類別に見ていきましょう。
重曹
「重曹」は弱アルカリ性の性質を持ち、酸性の油汚れを中和・分解する作用があります。油汚れを中和し、汚れを浮かせるため、キッチンのコンロ、換気扇、五徳についた油汚れを落とすのに効果的です。
重曹を掃除に使う場合は、ペースト状にしたり、水に溶かしたりすると、汚れにしっかり密着し、油や焦げつきを落としやすくなります。
さらに、研磨効果や消臭効果も持ち合わせています。そのため、シンクや床、壁など、家じゅうの幅広い場所の掃除に活用できます。天然素材で安全性が高く、環境にもやさしいです。
クエン酸
酸性の性質をもつ「クエン酸」は、梅干しやお酢などにも含まれる成分で、アルカリ性の汚れ落としに効果的です。
ただ、キッチンの油汚れは酸性の性質を持つため、クエン酸単体では十分な効果が期待できません。クエン酸を油汚れの掃除に使う場合は、アルカリ性の重曹と組み合わせる方法が適しています。
これは、重曹とクエン酸を混ぜると炭酸ガスが発生し、汚れを浮かせ、落としやすくなるためです。
また、クエン酸には消臭作用もあり、キッチンに残った油のニオイ対策にも役立ちます。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は、過炭酸ナトリウムや過酸化水素を主成分とする漂白剤。油汚れや食べ物の汚れ、焦げつきなどの汚れ対策に効果的です。
換気扇やコンロ周り、排水口などのしつこい汚れには、40~60℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かしてつけ置きする方法がおすすめです。数時間つけ置きすることで汚れが浮き上がり、落としやすくなります。
また、ペースト状にすると、壁や凹凸のある場所にも使いやすくなります。
さらに、界面活性剤が配合されたタイプなら、除菌や消臭効果も期待できます。
塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムで、強い漂白力と除菌・消臭効果が特長です。
泡スプレー型であれば液だれしにくく、凹凸部分にもムラなく塗布できます。
汚れをため込まない工夫で、清潔なキッチンをキープ
キッチンの油汚れは、放置せず早めに対処することがポイントです。
汚れの性質に合った洗浄剤を選び、正しく使うことで、掃除の負担を減らすことができます。日常的な換気やこまめな拭き取りも意識しながら、汚れをため込まない工夫を心がけたいですね。





