【国際薬膳師が監修】お手軽!“薬膳ベジー鍋”「チンゲン菜編」

料理・グルメ

2019.01.28

アツアツのお鍋は冬の定番。そんないつものお鍋に「医食同源」の薬膳の知識を取り入れて、美容と健康をサポートしちゃいましょう。「薬膳というと、特別な食材を使うイメージがありますが、じつは、おなじみの食材にもひとつひとつカラダに働く作用があります。それを理解して組み合わせれば、自宅でも簡単に薬膳効果を得ることができるんですよ」と語るのは国際薬膳師の岡尾知子さん。スーパーで買える身近な食材を使った、お手軽な薬膳鍋を教えて頂きました!

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【薬膳野菜】チンゲン菜

チンゲン菜には、滞った血の流れを促す働きがあるとされています。アツアツの鍋で食べれば、さらにカラダが温まり血行促進!

「チンゲン菜ときくらげの 酸辣湯風鍋」チンゲン菜×きくらげ×豚しゃぶしゃぶ肉

血を巡らせるチンゲン菜と、血管をきれいにするといわれているきくらげ。血を巡らせる酢と、発汗効果のある唐辛子、カラダをうるおす豚肉で、さらに血液サラサラ効果が高まります。

【材料】(2人分)
チンゲン菜…2株
きくらげ(生)…80g
豚しゃぶしゃぶ用肉…150g
A
  赤唐辛子…1~2本
  にんにく…1片
  水…2と1/2カップ
B
  黒酢…大さじ1と1/2
  しょうゆ…大さじ1と1/2
  鶏ガラスープの素…小さじ2/3
  黒こしょう…小さじ1/4~1/3

【作り方】
①チンゲン菜は根元に十字に包丁を入れ、裂くようにして4等分に切り分ける。きくらげは大きいものは半分に切る。赤唐辛子は種を取り除く。にんにくは包丁の腹で押しつぶす。
②鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら中火にし、Bときくらげを加えて3分煮る。チンゲン菜を加え、再び煮立ったところで豚肉を加えてさっと煮る。

「チンゲン菜とラム肉のカレー鍋」チンゲン菜×ラム肉×玉ねぎ

ラム肉は、温め効果がチャンピオン級! 気を巡らす玉ねぎ、血を巡らすカレー粉のターメリックを加えました。温めて巡らせる薬膳鍋は、冷えに悩む女性に食べてほしい一品です。

カレールウは刻んでおくと、さっと溶けて混ぜやすい。

【材料】(2人分)
チンゲン菜…2株
ラム肉…200g
玉ねぎ…1/2個
カレールウ…50g
A
  水…2と1/2カップ
  めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1

【作り方】
①チンゲン菜は5㎝長さに切り、葉と茎に分ける。玉ねぎは4~5等分のくし形に切る。カレールウは包丁で刻む。
②鍋にAと玉ねぎを入れて中火で10分加熱する。カレールウを加えてよく溶かしたらラム肉を加える。肉の色が変わったら、チンゲン菜を茎、葉の順に加えて3~4分煮込む。

薬膳効果のある野菜を中心に3つの食材を組み合わせた、カンタン台所漢方。スーパーで手に入る食材ばかりなので、ぜひ作ってみて♪

【教えてくれたのは】
岡尾知子(おかお ともこ)さん
薬膳料理研究家。国際薬膳師。中国医学に基づく薬膳や漢方を学び、食べることで美容と健康を底上げする知恵を普及啓発している。HP「薬膳ノート」「ロータス薬膳教室」を主宰。

レシピ製作・調理/荒井直子 撮影/安井真喜子 スタイリング/伊藤美枝子

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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