目を離したすきに、息子がクレヨンを誤飲!
筆者の息子が1才になる頃のこと。上の子がお絵描きをしているそばで下の子がおとなしく遊んでいたので、筆者は家事のために席を立ちました。しばらくして見に行くと、息子の手も口の周りも洋服も、緑色のよだれまみれ! なんとクレヨンをかじっていたのです。幸い、喉に詰まらせることもなく大事には至りませんでしたが、息子の動きを予測して安全対策ができなかったことを反省させられた出来事でした。
なぜ赤ちゃんは何でも口に入れてしまうのか
そもそも、なぜ赤ちゃんは何でも口に入れてしまうのでしょうか。政府広報オンラインによると、家庭で起こる子どもの窒息事故についてこのように記載されています。
「子どもは生後5~6か月ごろから、手につかんだものを何でも口に持っていくようになります。これは子供の成長の発達段階で自然な行動ですが、小さな子供はのどが狭く、飲み込んだり吐き出したりする力が弱いため、口に入れた物でのどを詰まらせ、誤嚥(ごえん)や窒息を起こすことがあります」出典:www.gov-online.go.jp
何でも口に入れてしまうのは、赤ちゃんの成長過程で自然な行動なんですね。
また、歯の生え始めは歯茎がムズムズするのが気になってついなんでも噛んでしまう、ということもあるかもしれません。とはいえ、子どもがなんでも口に入れてしまう時期だからこそ、安全に乗り切る工夫が必要です。
頭を悩ませる、上の子の細かいおもちゃ
筆者の家では息子が3ヶ月を過ぎた頃、上の子のおもちゃを全てチェックして、誤飲しそうなおもちゃがないか確認し、小さなものはすべてしまい込みました。特にお人形ハウスのセットには細かいパーツが多く、片づけのときに取りこぼしがあったのです。お人形ハウスは娘の大好きなおもちゃだったのですが、下の子の誤飲を心配した結果、丸2年以上もしまい込んだままになってしまいました。
ピクニックシートがあれば片づけが簡単!
ママ友は、ピクニックシートを広げて、シートの上で上の子を遊ばせていたそうです。遊び終えたらピクニックシートの端をつまみ、細かい玩具を真ん中によせて片づけていたのだとか。斬新なアイデアになるほど! と感心しました。これなら小さいパーツを取りこぼす心配もないうえに、片づけもラクチンです。
「ピクニック式」で広がる遊びと、上の子の特別な時間
上の子が小さいおもちゃで遊べるうえに、下の子の誤飲にも配慮できる「ピクニック式」。お人形ハウスを広げての遊びだけでなく、ガチャガチャで手に入れた小さな玩具や、お菓子のおまけについている「食玩」、ミニサイズのブロックなどで遊ぶときも、ピクニック式ならおもちゃの片付けもれを防ぐことができるので安心です。
「ピクニック式」だと片付けも楽チン
さらに粘土遊びやお絵かきをするときはシートを敷くことで床が汚れにくいというメリットも! またダイニングテーブルの下にシートを敷くと、即席の「おうち」ができあがります。秘密基地感覚で遊べるので、子どもも喜んでくれそうですね。
手の掛かる赤ちゃんにママを取られてしまったようで、お兄ちゃんお姉ちゃんは少し寂しい思いをしていることもあるかもしれません。普段はしまわれているおもちゃで思い切り遊べる"特別な時間"は上の子はもちろん、ママにとっても幸せなひとときなりそうですね。乳幼児のいるご家庭の部屋づくりのヒントとして、ぜひ「ピクニック式」を取り入れてみてくださいね。
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