ママが子どもにイライラする原因とは?
小さい子どもの子育てをするママに、心の余裕がなくなってしまうのは、当たり前のことです。それは、単に子供・家事・仕事などやることが多すぎるからだけではありません。
家事や仕事と異なり、子どもの世話には終わりがないのです。「ママ来てー!」「ママ手伝ってー!」「ママ遊ぼう!」と、子どもは常にママを必要としています。
時間的に余裕があれば、優しく接することもできますが、他にも1日のタスクが山ほど残っているママは、精神的に辛くなってしまいますね。また、小さい子どもは、何をするにも時間がかかってしまうため、かなりの忍耐が必要。そんな時も、イライラしてしまいます。
そこで、メキシコに住んでみてわかったイライラしない子育てのための4つのメソッドをご紹介します。
メソッド1「必要な時は家事代行サービスを利用する」
メキシコでは、ハウスキーパーを雇っている家庭がとても多いのです。小さい子どもがいる家庭では、週に3~5回もお手伝いに来てもらっている場合もあります。ハウスキーパーは家事・買い物・料理・子どもの世話など、頼まれればなんでもします。
そのため、ママは家事の負担がぐんっと減り、子どもに集中することができます。精神的にも、時間的にも余裕ができて、子どもと向き合えるのです。
メソッド2「子ども優先! 家事に完璧を求めない」
ハウスキーパーが週に3回以上来る家庭でも、小さい子どもがいれば家の中はすぐに散らかってしまいます。しかし、ある程度の散らかりは仕方ないとあきらめるのも大事なこと。その証拠にメキシコでは、何でもこなす完璧なママより、上手に手を抜いて明るく楽しく子育てをしてるママの方が、高く評価されています。
子どもが小さいのは今だけ。散らかされた部屋をイライラして片づけるよりも、ある程度の家事は諦めて、その分子どもと楽しく遊んでみましょう。
メソッド3「時には夫婦だけで外出する時間を作る」
夫婦2人だけの時間を何とか確保して、子育てを忘れられる機会を設けているメキシコ人夫婦はとても多いのです。普段は子育てで忙しくても、たまに夫婦だけで外出する機会を持つと心がリフレッシュできます。
子育てをしているとママ業が中心になりがちですが、夫婦だけで外出して、時にはゆっくりと食事をしてみると、「自分」が戻ってきて、気持ちもリフレッシュし、また子育てを頑張ろう!という気持ちになれるのです。
メソッド4「いざというときのために頼れる人を探す」
日本人は家族でも気をつかってしまい、なかなか実家や義実家に頼れないことがあります。しかし、メキシコ人は、大変なときはいつでも両親や義父母に子どもの面倒を頼みます。例えば、習い事や幼稚園の送迎、夫婦だけの時間をとりたいときなどです。
実家が近くにないときは、信頼できる近所の友達やママ友に頼る・幼稚園の送迎サービスを利用する・信頼できるベビーシッターを探すなど、自分1人で抱えないで、いざという時のために頼れる人を探しておきます。大変なときには無理せずに頼るのが、メキシコでは当たり前なのです。
今回はイライラしない子育てのためのメキシコ流のメソッドを4つ紹介しました。
子育ては、自分にプレッシャーを与えすぎないことが大事。どうすれば心に余裕を持って子育てができるか、さまざまなオプションを考えてみるといいでしょう。日本とメキシコ、環境は違うかもしれませんが、参考にしていただければと思います。
頼れるときは人に頼り、上手に手を抜くことができれば、子育てがもっと楽しくないなりますよ!
文/Yu Larraz
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