すももの栄養と効能| 成分とカロリー&上手な選び方【栄養士監修】

料理・グルメ

www.photo-ac.com
 すももの栄養と効能| 成分とカロリー&上手な選び方【栄養士監修】

2019.06.14

甘酸っぱい風味が、初夏を感じさせるすももですが、管理栄養士の吉沼弓美子さんによると、すももは皮の部分に栄養がたくさん詰まっているため、皮はむかずにまるごと食べるのがおすすめだそう。また、皮に白い粉が付着していることがありますよね。
「これってもしかして、農薬…?」なんて気になっている人もいるのでは?
そこで今回は、すももの栄養と効能、さらにはすももについた粉の正体についても解説していきます。

広告

すももの【栄養、効能】

出典:www.photo-ac.com

■クエン酸
・疲労回復 

■ペクチン
・整腸作用

■カリウム
・利尿作用 
・体の余分な塩分を排出
・高血圧対策

■葉酸
・貧血予防 

■アントシアニン
・抗酸化作用 
・アンチエイジング

すももは皮ごと食べるのがおすすめ! 付着している白い粉は新鮮の証!

すももの皮には、ビタミンやミネラル、アントシアニンも豊富に含まれているため、皮ごと食べるのがおすすめ。

生のまま食べてもいいですが、酸味が苦手な人は、調理すると食べやすくなります。そのさいは、皮ごと煮込んで汁ごと食べるソースなどにすると、栄養を逃さず摂取できます。

でも、皮ごと食べるとなると、気になるのが農薬。

皮に付着している白い粉を見て、「もしかして農薬!?」と気になったこと、ありませんか?

この粉は、農薬ではなく、ブルーム(果粉)という物質で、雨などの水分から身を守るために、果物自身がロウ物質を作ってできるものなんです。

だから、安心して食べて大丈夫。
むしろ、ブルームが付いていることは、新鮮な証拠なんですよ。

おいしいすももの選び方、旬の時期も紹介します

出典:www.photo-ac.com

【見た目】全体に色のむらや傷がなく、白い粉(ブルーム)が付着しているもの
【感触】皮にはりと弾力があり、持ったときにずっしり重みのあるもの

すももは完熟すると、よい香りがします。
完熟していないものは、常温で保存し、追熟させます。
完熟したすももは紙袋に入れて冷蔵庫で保存しますが、あまり日持ちしないため、3〜5日以内には食べきりましょう。

【すももの旬】
6月から8月頃まで。
ただし、品種によっては9月に旬を迎えるものもあります。

ちなみに、すももは大きく分けて、「日本すもも(プラム)」と「西洋すもも」の2つに分類されます。
西洋すももの代表が、プルーンです。

一口にすももといっても、さまざまな種類があるんですね。

すももを食べるとき、これまで皮をむいていた人。皮にこそ栄養があるということを意識して、まるごとおいしくいただきましょう!

監修/吉沼弓美子(管理栄養士)

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

著者

saitaロゴ

saita編集部

saita編集部です。毎日が楽しくなる、心がラクになる、そんな情報をお届けします。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告