ハッカのメントール成分が清涼感の秘密
ハッカは日本に自生しているハーブでミントの一種です。
シソ科の多年草で全体に清涼感のある香りが特徴。
刈り取ったハッカ草を乾燥させ、蒸留・精製したものをハッカ油と言い、
さまざまな製品に使用されて、私たちの生活にも身近にあるものです。
清涼感は多く含まれているメントールによるものです。
メントールによってなぜ、涼しく感じるかというと、皮膚の温度を感じる受容体を刺激しているためです。また、常温で昇華するので、同時に気化熱を奪っていき、その時に涼しさを感じます。
西洋のミントに比べ甘みがないのが特徴で、気分を高揚させたり、落ち着かせる効果が高く、アロマテラピーや漢方の世界でも用いられています。
そのハッカ油の活用法を次のブロックでご紹介していきましょう。
ハッカ油活用法①:虫よけスプレー
ハッカ油活用法②:消臭スプレー
ハッカ油活用法③:バスオイル
ハッカ油活用法④:ミントティー
ハッカ油を使う際の注意点
・スプレーボトルを選ぶ時は、ポリスチレンのボトルを避けてください。ハッカ油の成分によって溶けてしまいます。ガラスや陶器、ポリプロピレン・ポリエチレンなどの素材がおすすめ。
・飲食物に入れる場合は「食品添加物」という表示があるものを使用してください。
・妊婦や赤ちゃんに使用するには刺激が強すぎる場合があります。通常より薄めてお使いください。妊婦や赤ちゃんでなくても、皮膚が弱い場合には、つけ過ぎると肌がヒリヒリしたり、肌が荒れてしまうこともあるので注意しましょう。
・香りが強いため、香水と同様に周囲に配慮しましょう。
・スプレーで使用する際は、目に入らぬようにしてください。強い刺激によって痛みが生じます。
・ハッカ油によって体感温度も下がったように感じますが、涼しく感じていても、身体では熱がこもったまま。知らないうちに熱中症になってしまう恐れがあるので、暑い季節にハッカ油を使う時は、意識的に水分補給をしてください。
動画でもご覧いただけます
ハッカ油の活用法をご紹介しました。
生活のさまざまな場面で活用でき、暑い季節にはもってこいの万能オイルを取り入れてみませんか?
ぜひ、一家に一本ハッカ油を。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。