なぜ油性ペンが落としにくいのか?
そもそも油性ペンのインクはなぜ落としにくいのでしょうか。
たいていの油性ペンの主な成分は
・溶剤
・着色剤
・定着剤
・樹脂
落としにくい要因の1つ目が溶剤にあります。
油性ペンの溶剤は、水性ペンの溶剤より乾きやすいのが特徴。
さらに、耐水性もあるため、水性ペンのように、にじみにくいのです。
そして、もう1つの要因が定着剤。
定着剤はビニールやプラスチックといった材質に書いてもはがれにくくしてくれる成分なのです。
乾きやすく、耐水性に優れている油性の溶剤と定着剤が油性ペンの落としにくさにつながっていました。
油性ペンの落とし方として有名な裏ワザは除光液でこする方法ですが、除光液ではプラスチックやビニール類に書いて日が経ってしまったものについては、なかなか消し去ることができません。
これは油性ペンの成分である定着剤が効いて、インクが落ちにくくなっているからです。
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