ポップコーンには豊富な食物繊維が含まれている!
“便秘改善に良い”と一般的にいわれている食物繊維。これを多く含む食品といえば、何を思い浮かべますか? イモ、ゴボウ、レタスなど、いろいろな食品が挙げられますが、実はもっと身近に、これらよりもさらに多くの食物繊維を含む食品があるんです!
そう、それがポップコーン!
食物に含まれる成分や機能の研究・開発を行う、千葉大学大学院・江頭祐嘉合教授によりますと、「ポップコーンに含まれる食物繊維は、100g当たり9.3g。レタス1.1gに対し、およそ8倍の含有量です。サツマイモ(ゆで)3.5gと比べても、その差は歴然」とのことですから、いかに多くの食物繊維が含まれているのかがわかります。
また、江頭教授は食物繊維の機能についてこう語ります。「食物繊維には悪玉菌を抑制して、腸内環境を整える機能があります。そのため、便通をよくしたり、腸疾患のリスクを低減させるというメリットがあります」。
さらに、ポップコーンには食物繊維だけではなく、ポリフェノールの一種・フェルラ酸も多く含まれているという江頭教授。「フェルラ酸とは抗酸化作用のある物質のこと。体内の酸化によって引き起こされる老化、がん、動脈硬化といった疾病リスクを防ぐ効果が期待されます」。
ポップコーンが“腸活”にいいワケとは?
続いて、TBS「マツコの知らない世界」に出演し話題となった「日本ポップコーン協会会長」渋川駿伍さんが登壇し、江頭教授とともに「ポップコーン腸活が良いワケ」というパネルセッションが行われました。
「安いし手軽にお腹もふくれるので、ほぼ毎日ポップコーンを食べています」という渋川さん。
「研究におけるヒトや動物実験などの結果から、食物繊維には糖尿病予防や脂質異常症の改善、肥満予防など、さまざまな機能があることがわかった」という江頭教授の話を聞いて、「僕が今健康でいられるのは、毎日ポップコーンを食べているおかげだったんですね!」と驚きの表情を見せる渋川さんでした。
「ポップコーンの機能性を調べるまでは、映画館で食べる若者中心のスナックというイメージがありました」という江頭教授。「ポップコーンは体によいとされる成分を多く含む食品ということがわかりましたので、今後意識しながら採り入れていきたいです」。
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