必要なのはボトルワインと靴だけ
用意するのはこれだけ。
やり方はボトルの底を靴にはめて、それを壁に打ちつけます。そうすると「あら、不思議」、どうしてかコルクが少しずつ抜けてくるのです。打ちつけた衝撃によりビン内の圧力に変化が起き、コルクが抜ける仕組みだそうです(仕組みはとても複雑)。
実際に靴でコルクが抜けるか試してみました
実際にやってみました。最初はボトルが割れるのではないと心配で弱めに打ちつけましたが、全然抜ける様子がなく。徐々に強くしていくと、コルクが動き出すのを確認できました。力を加減しながら、その調子で打ちつけるとコルクが次第に飛びでてきました(徐々に飛び出てくるというよりは、臨界点を超えると急に飛び出てきます)。
ある程度のところまで抜ければ、あとは手で引っこ抜けば完了です。
ポイントとなるのは「力加減」。強すぎるとビンが割れてしまいますし、弱すぎるとうんともすんともいいません。
また、今回はコンクリートの壁を使いましたが、打ちつけるのは木がおすすめです。樹木はほどよく硬いので、衝撃を逃がしてくれます。割れないよう加減しながら試してみてください。
また使用する靴もかかと部分が固いものよりも、クッション性の高いものを使った方が安心かもしれません。クロックスのようなゴム製のサンダルでも大丈夫です。
ワインオープナーがなくても、あきらめてはいけません。ワインは知恵で開くのです。バーべキューやパーティで手元にオープナーがないときには、今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。「コルクを抜く」こと自体がちょっとしたイベントにもなるので、みんなで楽しみながらトライしてみてください。
文/小林ユウキ
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